乳児とパートナーはエコノミーで自分はビジネスクラス 空の旅満喫の母親に世間は…
ある女性が乳児とパートナーと3人で飛行機を利用したが、自分だけはビジネスクラスを予約していた。これは許されない贅沢なのだろうか。
母親にも一人になりたい時はあるだろうが、見ていないときに子供に何が起きるか、あらゆる状況を想像しておく必要があるだろう。
このたび、ある女性の行動に多数の批判が寄せられたことを、アメリカの『NEW YORK POST』が報じている。
■娘とパートナーはエコノミーへ
アメリカ・カリフォルニア州在住でイギリス出身のエリス・コチリンさんという女性が、「ellcochlin」のアカウント名でTikTokに動画を投稿した。
エリスさんは少し前に、フランスのパリからロサンゼルスまでの約11時間にわたるフライトを、11ヶ月の娘プリムちゃんとパートナーのロブさんとともに利用した。
ところが搭乗すると、エコノミークラスに行こうとするプリムちゃんとロブさんに「ここでバイバイね」と手を振り、エリスさんはひとりで予約しておいたビジネスクラスの席に着いたのだった。
■狭い席で映画観賞するパートナー
エリスさんは足元のシートをリクライニングし、丁寧に提供されるコース料理を食べる。ホットタオルで顔を拭き、充実したアメニティーにも満足のようだ。
途中、エコノミークラスにいるパートナーと娘を見に行くと、プリムちゃんは床に置かれたベビーベッドの上で気持ち良さそうに熟睡し、ロブさんは狭い席で映画を楽しんでいた。
ビジネスクラスに戻ったエリスさんは、その後も提供されたサラダやスイーツ、さらに『Ladurée』のマカロンをアルコールとともに堪能したという。
■「彼は高級レストランが好き」
エリスさんは投稿動画のなかで「子供が生まれて以来、一人で飛行機に乗ったことがなかったの。だからこの機会に『やってみたい!』と思ったわ」と明かしている。
ロブさんは「僕はエコノミークラスで全然いい」と快諾してくれた。普段はロブさんこそが高級なレストランが好きで、エリスさんはあまり興味がない。お金の使い方に関する価値観は、逆なのだという。
そのせいか「こんなことをしちゃって、私は最低な母親かしら」と、エリスさんはどこか自嘲気味だ。
■批判と理解の声
これに対し、世間の人々からは「その通り、最低でしょ!」「パートナーへの配慮や、子育ての責任感がない」といった批判が殺到した。
「パートナーがかわいそう。一緒にいる時は、子育てはふたりで分担するべき」「赤ちゃんを床に置いて、乱気流に巻き込まれたらどうするの?」と危険性を指摘する声も。
ただ、一方では「パートナーが許してくれたなら他人が口出しすべきではない」「たまには母親が贅沢したっていいじゃない」「男性にも子育てする義務がある」といった理解も寄せられている。
■女性だけビジネスクラスを満喫
@ellcochlin Am I horrible for leaving them both in economy?😭It was my only opportunity to have a baby free flight and I took it, what would you do? #flying #businessclass #longhaul #traveltiktok #luxurytravel
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)