カカオを一切使っていないチョコレート『GOVOCE』が衝撃だった ごぼう好きはチェック必須レベル
ごぼうで作ったチョコレート『 GOVOCE（ゴボーチェ）』を試したら…。想像を超えたクオリティで驚かされた。
ちょっと口寂しくなったときはもちろん、頑張った自分へのご褒美にもぴったりな「チョコレート」。本来はカカオを原料にして作られるが、今意外な素材を元にしたチョコレートが話題になっている。
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■ごぼうで作ったチョコレート
そのチョコレートがあじかんが手掛ける『 GOVOCE（ゴボーチェ）』。おしゃれなパッケージをよく見ると、数枚のチョコレートの周りにはなぜか“ごぼう”が置かれている。
それもそのはず、こちらの商品はチョコレートの肝とも言えるカカオを一切使用せず、ごぼうで作ったチョコレートなのだ。そのため商品名の『GOVOCE』もごぼうとドルチェ（イタリア語でデザートの意）の組み合わせとなっている。
ごぼうをメインにとしているため、ノンカフェインであり食物繊維やポリフェノールといったごぼう由来の栄養が含まれるのが特徴。さらに、腸内環境を良好に保つために役立つフラクトオリゴ糖を使用しているのもポイントだろう。
■カカオと共通のポイントも…
と、メリットをいくつか並べたが、そもそもごぼうがチョコレートになるのか…という疑問が浮かぶはず。正直、記者も同じである。
しかし、この『GOVOCE』 はあじかん独自の特許製法で焙煎したごぼう茶葉を使用することで、チョコレートのような優しい口どけを再現できたのだとか。
驚くべきことに、この『GOVOCE』はプラントベース食品の開発中にできた失敗作の研究を続けていたところ、ごぼうとカカオに8つもの香気成分が共通することを発見したのが開発に至ったきっかけ。
その後、ごぼう独自の香りと美味しさを両立させるために128回もの試作を繰り返したのだとか。
■これ、すごくないか…？
袋を開封すると、持ち運びやシェアしやすい個包装タイプになっていてこれは地味に嬉しい。ちなみに、1袋12枚入（52g）となっている。
中身を取り出すと…まさしくチョコレートな見た目の『GOVOCE』が登場。ただ香りは明らかにごぼう感があり食べると更に驚き。めちゃくちゃごぼうの香りと風味が広がるのだが、パリッとした食感や舌の上で徐々に滑らかになっていく感覚はまさにチョコのそれと同じなのだ。
慣れない味に動揺したが、もう1枚食べるとごぼうの風味は心地よく、上品な甘さや大人なほろ苦さが絶妙。想像以上のしっかりとチョコレートになっていて、個人的には結構好み。甘いチョコレートではなく、ビター系のチョコレートが好きな人にはぴったりだろう。
なお、この『GOVOCE』は応援購入サイト「Makuake」にて先行販売され（現在終了）、今後は広島県内のショップ、 および東京銀座にある広島県産品のショップ「TAU」で販売を予定している。今までにない斬新なチョコレートを試したい人は、チェックしてみてほしい。
■執筆者プロフィール
木根大心:『Sirabee』編集部記者。
インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているがあまり年々丸くなっているのが悩み。
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（取材・文／Sirabee 編集部・木根 大心）
