福岡ソフトバンクホークス優勝のキーマンを田尾安志氏が選定「1番大きなポイントは…」
田尾安志氏が福岡ソフトバンクホークス優勝奪回のキーマンを選定した。
■田尾氏がソフトバンクの現状を分析
田尾氏が18日に行われたソフトバンクの紅白戦を見たうえで、今シーズンの展望を語った今回の動画。
ソフトバンクの現状について田尾氏は「気になるのは先発ピッチャー。 ここがどうなるのかなというところなんですよね。千賀滉大がいたころ、ソフトバンクって強いな、そういうイメージが非常に強かったんですけれども、ここに来てソフトバンクにそこまで絶対的な強さは感じなくなった」と指摘する。
そして「そこへ来てオリックスが3連覇をしたということでね。もう追いかける立場になっている」と語った。
■モイネロ投手が先発に
その後、田尾氏は昨年の投手陣についてデータを見ながら語っていく。
そのうえで「このメンバーでは、心もとないということだと思いますね。今までリリーフ専門だったモイネロを今シーズンは先発投手に持ってこようという案が出て、練習しているということで」とリバン・モイネロ投手に言及。
続けて「今まではそんなに球数を投げる練習もしなかったと思うんですが、今シーズンはもう80球は投げているということで。モイネロ投手が先発でどれぐらいの成績を残すのか。 本人も先発にはやる気を持っているみたいで、2桁勝ちたいと。そこを目標にやるということみたいです。モイネロが入るとかなり変わっていきますよね」と分析した。
■大きなポイントは…
田尾氏は紅白戦で目立った選手に東浜巨投手を挙げ、「コントロールも球のキレも良かった。このボールなら、 去年のような内容ではないと思いますね」とコメント。
そして「去年、4.52。東浜らしくない防御率で終わっちゃったわけですよね 。イニングも99回3分の2。 今シーズンの東浜投手には2桁勝利を期待したいなっていうところですよね」と語る。
さらに「モイネロの活躍いかんで順位も変わってくる可能性もあるな、 そういう印象を持ちますね。モイネロが1シーズンを通して先発投手としてイニング数を投げ切れるかどうか。 これが1番大きなポイントになると思います」と解説していた。
■リリーフとして活躍
モイネロ投手は2017年に育成選手としてソフトバンクに入団し、すぐに支配下登録された。
その後はセットアッパーや抑え投手として7年間で40セーブ135ホールド、防御率1.95の好成績。8回に完ぺきな投球で相手の流れを断ち切る同投手の存在は、ソフトバンクの「強さの原動力」ともいわれていた。