【オリ熱イズム2024】オリックスが能見篤史臨時コーチの就任を発表 「能見選手のようになりたい」曽谷龍平への指導に期待
2月27日、28日の「2024年春季キャンプ」に能見篤史氏が臨時コーチとして招聘される。曽谷龍平は「能見選手のような長くプロ生活をおくれる選手になることが目標」と語る。
オリックスは宮崎・清武総合運動公園で開催中の春季キャンプの2月27日、28日に球団OBの能見篤史氏を臨時コーチとして招聘すると発表した。
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■臨時コーチに能見篤史氏
現在は解説者として活躍中の能見氏は、阪神から自由契約されたのを受けてオリックスに移籍。2021年から2年間に渡り選手兼任投手コーチとして、チームの連覇を支えている。
2022年シーズンを持って現役を引退。チームからも退団してしまったが、中嶋聡監督の信頼も厚いだけに、今年は2日間だけになるが、能見氏への期待は高いだろう。
■数々の選手たちをバックアップ
オリックス在籍時には、今年ドジャースに移籍した山本由伸の相談役を務めた他、日本ハムに移籍した山崎福也の才能を見抜いただけではなく、宮城大弥、山岡泰輔、田嶋大樹、阿部翔太、宇田川優希、山崎颯一郎といったチームの連覇に貢献した選手たちをバックアップ。
中嶋監督とのパイプ役も積極的に買って出るなど、選手からの人望も厚く、本人も現役時代の大半を過ごした阪神とはまた違った意味で、教え子や気にかけていた選手が多いオリックスにも強い思い入れがあるようだ。
■曽谷龍平との関係性にも注目
今回、臨時コーチ就任中の28日にはロッテとの練習試合が組まれており、この試合で登板した投手には、能見氏から生のアドバイスを聞くことが出来るのは大きい。
またブルペンでも旧知の選手だけじゃなく、能見氏が退団した後に入団した同じ左腕の曽谷龍平や、支配下登録が有力視される育成の佐藤一磨など、能見氏と接点が少なかった選手たちへの指導も期待したい。
特に曽谷は入団時に「能見篤史選手のような長くプロ生活をおくれる選手を目標にしている」と話していただけに、この二人の絡みには注目したい。
■オリックスの印象は“選手ファースト”
オリックスというチームの印象について「選手ファーストというのをいちばん感じた。選手の能力をどうやって伸ばして…というのが念頭に、そこからのスタートなので、チーム編成としていろいろあると思いますけど、その中でも選手をどう試合の中で活かしていけるかとか、そういうところが第一に来てからの…監督、コーチに相談しながら、いいところを伸ばしていこうというのがいちばんだと思います」と話していた。
チームの環境を理解している能見氏の臨時コーチ就任は、4連覇を目指すチームにとって大きな戦力となる。