イヤホンを付けて乗る人は約3割 「狭い車内で隣の人の息づかいを聞きたくなくて…」
人のイヤホンの音漏れを聞いて自分の音漏れに気付くことも…。
■交通機関の利用時にイヤホンで音楽を聴く
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で32.5%の人が「交通機関を利用する際にイヤホンで音楽を聴くことが多い」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は36.0%、女性は28.6%という結果になっている。
■周囲の音を遮断し、快適に通勤
編集部が話しを聞いた30代の女性は、「電車に乗った時、隣の人の息づかいとか、いろんな音が聞こえるのが嫌で、イヤホンで音楽を聴くようになりました」と延べた。
以前は有線のものを使っていて、混雑時に引っ掛けられて外れたり断線したりしたこともあったそうだが、ワイヤレスに変えてからは、社内での時間も快適に過ごせているという。
■以前は聴いていたが音漏れが気になって…
音漏れが気になってしまうという40代の男性は、「以前は通勤中ずっとイヤホンで音楽を聞いていたのですが、たまたま家で聴いている時に妻から音漏れしていると言われて…」と振り返った。
それ以来、電車内で聴く時には周りに配慮するようになり、小さい音で聞いたりもしていたが、結局気になってしまって今では何も聴かずに通勤しているという。
■音量や音域、イヤホンの形状で音漏れを防ぐ
狭い電車やバスの中で混雑時には他人と至近距離で長時間を過ごすことになる通勤や通学のひと時。やむを得ない距離感がつらいとき、せめて、耳からだけでも自分だけの世界に入り込みたいと思う人もいるだろう。しかし、音漏れがさらなる不快を誘ってしまう可能性もある。
どのようにすれば音漏れを最小限にとどめ、快適な通勤時間を過ごせるのだろうか。まずは、音量をあげすぎないこと。どんな工夫をしても、音量が大き過ぎれば音漏れしてしまし、耳にも良くない。適度な音量で心地よく楽しめる環境づくりが大切だろう。また、高音であるほどシャカシャカ音となって音漏れしやすい。可能であればチューニングをするなどして、漏れにくい音響設定をするのも1つの手かもしれない。
さらに、イヤホンはカナル型が最も音漏れしにくいと言われている。耳の奥にイヤーピースを差し込み、密閉した中で音を聴くため外部に漏れにくい構造になっているので、なるべく音漏れしにくいタイプのイヤホンを使用してみるといだろう。
自身の快適な環境も守りながら周囲への配慮も…毎日の通勤通学の時間を有意義に過ごすにはちょっとした工夫が必要のようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)