杉村太蔵、政治家の決まり文句「記憶にない」に理解 「例えば1年前に…」
政治家の「記憶にない」は本当に覚えていないと、元自民党衆議院議員の杉村太蔵が実体験を交えながら語る。
政治家の常套句である「記憶にない」について、元自民党衆議院議員の杉村太蔵が18日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でコメント。共演者からのブーイングを浴びながらも理解を示し、きちんと記録を残すよう求めた。
■旧統一教会と岸田首相の関係が問題視
番組は15日発売の『週刊新潮』で、岸田文雄首相と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係を示す記事が掲載されたことを紹介した。
首相は外務大臣時代、教団関連団体幹部と名刺交換をするなど、政治集会を通じて複数回接触。2016年12月には、教団の冊子に目を通して記念撮影し、イベント開催の要望に返答したことが写真つきで報じられている。
■「これは怒られるかもしれませんけどね…」
国会でこれについて問われた首相は、「8~9年前、どの政治集会かわかりません」とし、「政治家である以上、名刺交換をし、写真を撮り、そして言葉を交わす。これは毎年、何千何百という方々と行っています」と回答。「全く気付かなかった」とも答えたが、世論からは疑問が相次いでいる。
これについてコメントを求められた杉村は、「これは怒られるかもしれませんけどね…」とした上で、「僕も議員になる前に、政治家が『記憶にございません』って。何言ってんだよ、そんな訳ないだろってすごく思ったんですけど、実際経験すると、あながち嘘じゃないというか」と首相を擁護した。
■スタジオブーイングの中…
しかし、スタジオには「えぇ~!?」「ホント!?」といった声が響き渡り、疑問が相次いでいく。杉村はこうしたリアクションに、「本当にこれ申し訳ないんですけど、僕も、例えば1年前に写真を撮りましたと。本当に覚えてないんですよね」と反論。
多くの人と接する中、誰と写真を撮ったかまでいちいち覚えていない旨を明かしたが、藤田ニコルからは「覚えてるって!」とさらに反論されてしまった。他方で、藤本美貴は「写真は正直、記憶なくなる可能性はありますけど」と一部理解も示していく。
■デーブからは冷静な指摘も
杉村は続けて、「記憶はこれほど曖昧だと。だからこそ、これからの政治家は記録をちゃんととっとかなきゃいけませんよねって」などと述べ、「気付かなかった」「記憶にない」が通じないよう、きちんと記録を残すことを求めていく。
だが、デーブ・スペクターからは「政治家はこういう面談のときに、その前に秘書が(相手は)どういう人物か説明してますよ」と指摘され、藤田も重ねて「写真撮らなきゃダメなの?」と疑問を浮かべていた。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)