配達員が届け先の家の子犬をバンで連れ去る 娘が叫び阻止するも一家はトラウマ
配達員の男が、小包を届けた家からペットの犬を連れ去った。まさかの出来事に、犬の飼い主である一家はトラウマを抱えてしまっている。
愛しいペットは大切な家族の一員であり、もしも誰かに奪われてしまったら…。ショックな話題を、アメリカの『People』や『NEW YORK POST』が報じている。
■「配達員がうちの犬を盗んだ」
スキンケア商品を手掛ける会社の経営者で、ジョージア州ヘンリー郡に暮らすテリカ・カレンスさんが先日、娘とともに恐ろしい経験をした。
玄関で配達員から小包を受け取っているところに飼っている子犬が現れ、配達員は「かわいい。僕も犬が大好きで飼いたいんですよ」と言ったそうだ。
配達員がバンに乗って去ってから少しすると、犬がいないことに気づいた娘が「配達員の男がうちの犬を盗んだ!」と叫んだという。
■バンの荷台に愛犬が…
慌てて配達員を追いかけたテリカさんは、バンの荷台のドアを開けて「犬を返して!」と激怒。配送業者の責任も問いたいとして、携帯電話で顔を撮影しておいた。
その後、犬は家に戻されたが、テリカさんは「娘がトラウマになってしまって…」と明かす。配達員が自宅に来るたびに、娘は「また犬が盗まれるのではないか」と恐れ、不安でいっぱいになるなどつらい日々が続いているという。
■配達員は即日解雇
「配達員と犬について会話をした時は、まさか盗むなんて思いもしなかった」というテリカさん。ただちに配送業者に連絡し、撮影した映像を添えて誘拐未遂事件のことを伝えた。
業者の広報担当者は「犬が無傷であったことに安心しました。お客様には謝罪しました。問題の配達員はただちに解雇し、もう我々の従業員ではありません」と発表している。
テリカさんは解雇と知って安堵したが、「盗み癖は治らず繰り返されます。おそらく違う家でも同じことをするのでは」と心配しているという。
■世間からも不安の声
この事件はヘンリー郡警察署によって捜査されたが、世間からは「雇われる時に犯罪歴や経歴は調べないのか?」といった不安の声が寄せられている。
また「配達員ではないけれど、民家の周りを怪しげに歩く人をたまに見かける」との目撃談もあり、恐怖を感じたことがある人は少なくないようだ。
他にも「本当に犬が好きなら、わざわざ盗まなくても動物保護施設から引き取るといった方法もあるのに」と、配達員の不審すぎる行動に疑問の声もあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)