コンビニで渡されたお釣り千円、財布に入れてギョッとした 「偽札」疑うネット民続出

コンビニ会計時、お釣りで渡された千円札に違和感が。手持ちの紙幣と大きさを比較すると、衝撃の事実が明らかになったのだ。

■紙幣に求められる2つのポイントは…

言うまでもなく紙幣は「使うもの」であり、不特定多数の人の手に渡るもの。どれだけ大切に扱ったとしても、その過程で汚れ、摩耗していくのは避けられない。

そんな紙幣の製造について、国立印刷局は「(日本のお札の用紙は)みつまた、アバカ(マニラ麻)などを原料としています。みつまたは、古くから和紙の原料として使われており、1879年(明治12年)に初めてお札用紙の原料として採用されてから、現在まで伝統が受け継がれています」と説明する。

前出の事情から「強い耐久性」が求められるのに加え、「偽造されにくさ」も重要なポイント。

国立印刷局は「お札独特の色や風合い、触ったときの独特の感触は偽造発見の第一手であり、加えて『すき入れ(白黒すかし)』の精巧さは、偽造に対する大きな抑止力となっています」と、説明していたのだった。

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■お札を濡らしてしまったときは…

続いては紙幣を「故意に伸縮させた」場合の問題点について、日本銀行に話を聞いてみる。

すると、同行の担当者からは「法令上、直ちに違法な行為とは言い切れませんが、皆様が傷みの激しいお札を手にしてしまった場合、偽札かどうかの見分けがつきにくくなります。お札は、皆様で使うものなので、大切に取扱って頂きたいと思います」との回答が。

千円札

担当者は「汚損や傷みが著しいといった事情により使用が困難となった紙幣や硬貨については、民間金融機関にお持込み頂くか、日本銀行本支店の窓口においても引換え可能です」とも補足していたのだった。

ちなみに、紙幣を濡らしてしまった場合の対処法については「できる限り、1枚ずつの状態で乾燥させてください」とのアドバイスが。万が一の事態に遭遇した際は、ぜひ参考にしてみてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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