癇癪起した子供の家族ごと店から追い出したオーナー 親とバトルになるも世間は称賛
ジェラート店に来店した一家。母親のひと言に子供2人が癇癪を起したため、オーナーが退店を依頼すると、両親は激怒してSNSで店の悪口を拡散したという。
幼い子供は、気に食わないことがあると泣き叫んでしまうことがある。公共の場でそれに戸惑う親も多いだろう。
今、ふたりの人物の間で起きた論争が、世間の関心を集めていることを、『NEW YORK POST』『Daily Mail』など英米のメディアが報じた。
■母親のひと言に怒った子供たち
オーストラリアに住むローラ・エドワーズさんと夫は少し前、幼い子供2人を連れて、マグネティック島にあるジェラート店を訪れた。
しかし、ローラさんが「1個のジェラートをふたりで分け合って食べてね」と伝えたところ、子供たちは不満で泣き出した。ふたりの泣き声は次第に激しくなり、癇癪を起こしながら店頭の飾りを壊し始めたという。
■オーナーは一家に「店を出て」
そんな状況が15分も続き、見かねたオーナーのエイドリアン・ダロステさんは一家に対し、「他のお客様にも迷惑がかかりますので」と丁寧に退店を頼んだ。
エイドリアンさんは当時の様子を振り返り、「ジェラート店の横でイタリアン・レストランを営んでいるので、ゆっくりと食事を楽しんでいらっしゃるお客様に迷惑だと思いました」とメディアに語っている。
■母親は店の悪口をSNSに
エイドリアンさんは一家に謝罪をしたものの、ローラさん夫妻は「警察に通報する」と激怒。話し合ったものの埒が明かず、エイドリアンさんは店舗の仕事に戻っていた。
その数日後、エイドリアンさんはローラさんがジェラート店の外観を撮影し、「この店は最低。皆さん、行かない方がいいですよ」とSNSに投稿したことに気付いた。
ローラさんはメディアの取材にも応じ、「あれは癇癪なんかではない。単にうちの子供たちの声が大きいだけ。子供って何か要求がある時は必ずごねますよね」と話している。
■「勇気あるオーナー」と称賛
またローラさんは「当時、子供たちはちゃんと私の横に座っており、暴れてなどいません」と癇癪を否定。メディアを介し、両者の論争が勃発した。
世間は「勇気あるオーナー」「私が店長ならやはり同じことをする」など、エイドリアンさんの味方に付く人たちが多いようだ。
他にも「子供たちが騒いだら、その場を去るのは大人としての常識」「他人に迷惑をかけないといった振る舞いを子供たちに教えるのは、親の務め」といった厳しい声もあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)