パレスチナ「ガザ地区」の紛争は年内に収束すると思う? 楽観派は4人に1人か
イスラエル・パレスチナ側ともに多くの犠牲者が出ているガザ地区での紛争。今年収束の見込みはあるのだろうか。
■複雑なパレスチナ情勢
かつてはヤセル・アラファト議長が率いたファタハが勢力を持つヨルダン川西岸に対して、ガザを実行支配するイスラム勢力がハマス。
現在のイスラエルによるガザ地区への侵攻は、ハマスがイスラエル市民に対して大規模なテロを仕掛けたことが直接のきっかけとなっている。
もちろんそこに至るには、19世紀にさかのぼる西欧列強の植民地支配やユダヤ人による入植運動(シオニズム)、血で血を洗う中東戦争など複雑な背景が絡み合っている。
パレスチナ紛争の収束について、世間はどのように見ているのだろうか。
■「今年収束」は4人に1人
Sirabee編集部が、1月9〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「ガザ地区における紛争」について調査したところ、「今年中に確実に停戦合意すると思う」と答えた人はわずか2.8%。
「たぶん停戦合意にする」が23.1%だった。停戦合意を予想する人は4人に1人に過ぎないようだ。
最も多かった答えは「たぶんしない」で、55.4%。「絶対しない」と答えた人も18.8%いる。
■女性は「たぶんしない」が多数
男女別ではややバラつきが見られ、女性は男性に対して「たぶんしない」と答えた人が20ポイント以上多い。
一方の男性は、「たぶんする」と「絶対にしない」が女性と比べて圧倒的に多く、国際報道から自分なりの予測を立てている人が多いのかもしれない。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)