重要の女性が親友に「生体腎ドナーになって」 断られたせいで友情に亀裂

腎臓の移植手術を受けなければ、透析が必要になる。そう知った女性が親友に「ドナーになって」と依頼したところ、あっさり断られてしまった。

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「困っているの。あなたの腎臓を提供してほしい」と頼んだところ、親友は「No」と即答…。思いもよらない反応に、女性はショックを受けてしまった。


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■重病を患った女性

女手一つで娘(10)を育てるシングルマザーの女性(40)が、重い腎臓病を患った。医師に「すぐにでも腎臓を移植する手術を受けなければ、透析が必要になりますよ」と告げられ焦った女性は、家族に相談して「ドナーになってほしい」と伝えた。

しかし検査の結果、兄弟・姉妹の腎臓は不適格と判明。両親は年齢が高いため、やはりドナーにはなれなかった。

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■親友に頼ることを決意

健康な腎臓をもらえれば、普通の生活を続けることができる。しかし家族に頼ることができないと分かったため、女性は大学時代から親しくしている同じ年の親友に頼もうと考えた。

親友にも娘がおり、女性の娘とは姉妹のように仲が良い。女性の体調が悪化したときも、親友は助けてくれた。「だからきっと快く引き受けてくれる」と信じ、女性んは親友に「腎臓をくれないかな?」と声をかけた。

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■想定外の返事に衝撃

しかし親友に「ごめん、それはさすがに無理。早くドナーが見つかるといいね」と言われ、Aさんはショックを受けた。

確かに手術にリスクはつきものだ。そもそもマッチするかどうかも分からない。ただもし逆の立場だとしたら、女性は迷わずドナーになるはずだ。

あっさり断られた女性は傷つき、親友を避けるように。「話をするのもつらい」と考えるようになったため、イギリスのメディア『The Sun』の悩み相談コーナーで助言を求めた。

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■「気持ちを伝えて」と助言

回答者は女性の気持ちに理解を示しつつ、「生体腎移植は簡単ではありません」「レシピエントよりドナーのリスクのほうが高いのです」と説明。「あなたの親友もそれを知り、『リスクを負うことはできない』『怖い』と思ったのかもしれません」と続けた。

さらに「だからといって、親友のことを勝手に判断しないこと。透析がどんなに大変か分かりさえすれば、親友の気持ちも変わるかも知れません」「(ドナーにならないからといって)サポートしていないという意味ではありません」「今の思いを正直に伝えて、親友にも気持ちを説明してもらいましょう」とも伝えている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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