雪の降る日に老犬が家から脱走? 予想外な場所で発見され飼い主が安堵
心臓も弱く老いている犬が、いきなり姿を消した。心配した飼い主がSNSで情報を求めたことで、思いもよらない事実が明らかに…。
気温がぐっと下がり雪も降る中、16歳の愛犬が行方不明に。無事に飼い主のもとに帰るまでの経緯を、『FOX 11 Los Angeles』などアメリカのメディアが伝えている。
■老いた愛犬が行方不明に
アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキー在住のジェニー・ハザードさんが飼っている愛犬ベアー(16)はやんちゃで、昔はたびたび家から逃げ出しジェニーさんを困らせた。
しかしベアーも年を取り、心臓の状態も良くない。ジェニーさんは「もう逃げ出すこともないだろう」と思っていたが、ベアーの脱走癖は直っていなかった。1月24日には他の犬と庭に出たが、そのまま門をこじ開け姿を消してしまったのだ。
外はすでに暗く、雪も降っている。15分ほど待っても帰ってこないため、ジェニーさんは心配になり泣き出してしまった。
■SNSで情報求めた飼い主
「どこかで死んでいるのかもしれない」という不安が募るなか、「とりあえず捜そう」と考えたジェニーさんは、SNSを更新。「愛犬が行方不明になりました」「もし見かけたらご連絡を」と書き込んだ。
しばらくするとメッセージが届いたため慌てて確認すると、そこには「おたくのワンちゃん、『フィンクス』(バー)にいますよ」と書かれていた。
ジェニーさんはベアーが生きていることを知って安心すると同時に、「バーで何をやっているのよ」という疑問で頭がいっぱいになってしまった。
■女性らと楽しんでいた愛犬
ベアーを見つけて写真を送ってくれたのは、ジェニーさんの友人の知人だった。バーは家から約1.6キロ離れているが、店にいた人たちはベアーを大歓迎しかわいがってくれていたようだ。
「老犬が家出してバーに行くなんて…」と呆れながらも、ジェニーさんはベアーと無事に再会を果たし、家に連れて帰ることができた。
ベアーは酒を楽しみに出かけた女性グループに拾われ、そのまま一緒に楽しい時間を過ごしていたことも判明。バーのオーナーは「お客様が通りでベアーを見かけ、そのままうちに連れてきたんでしょうね」と話している。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)