スマホ依存の少女が父親に叱責され自殺 同様のケースは深刻化
勉強すべき時間なのに、スマートフォンをいじってばかりの娘。心配した父親が注意したところ、娘はショックを受け自殺に及んでしまった。
父親に怒られ、とっさに自殺を決意したとみられる10代の少女。遺体を家族が発見するまでの経緯を、『Times of India』などインドのメディアが伝えている。
■怒られてショック受けた少女
インド・ラジャスタン州コタで暮らしていた少女(15)が、将来を心配する父親に叱責されてひどく動揺した。
「スマホで遊んでばかりじゃないか。もっと勉強に時間をかけたほうがいい」と言われた少女は自室に閉じこもり、夜になっても出てこなくなった。
午後8時になってもドアを開けないため、「夕ご飯の時間だよ」と家族が声をかけたが、返事はなかったという。
■遺体を見た祖母は卒倒
家族が何度呼んでも少女は返事をせず、ドアの鍵も閉まったまま。そのような状態が長く続いたため、家族はドアを押し破り室内に入った。
そして、天井に取り付けてある扇風機にロープをかけ、首をつっている少女を発見。祖母は驚きのあまり、気を失ったという。
対応に追われつつも、家族は直ちに通報。ぐったりしている少女を病院に搬送してもらったが、すでに手遅れの状態だった。
■過去にも類似ケース
スマートフォンに依存し、少しの時間でも手元にないと不安になる。そんな少年少女が叱られ自殺するケースは、過去にもあった。
インド・ムンバイで暮らしていた少年(16)は、スマートフォンのゲームに依存。昨年11月には父親に「もうやめなさい」「勉強に集中しろ」と言われスマートフォンを取り上げられた。
「今晩はもう寝ろ」と指示されたが少年は床につかず、やはり天井に取り付けてある扇風機にロープをかけ、首吊り自殺に及んだ。
■主な相談窓口
・いのちの電話
ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)
フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)
・日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)