去就決まらず「メジャー最低年俸」も直訴したトレバー・バウアー 男性ファンは日本復帰を希望か
昨年は横浜DeNAベイスターズで10勝を挙げ、2度の月間MVPにも輝いたトレバー・バウアー投手。今季の所属はまだ決まっていないが…。
昨年、シーズン途中から横浜DeNAベイスターズに加入し、ファンを熱狂させたサイ・ヤング賞投手のトレバー・バウアー。
MLB流の「中4日登板」も志願し、10勝4敗/防御力2.76という抜群の成績を残し、6月・8月の月間MVPも受賞した。
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■「最低年棒」も直訴
もともとは女性トラブルでMLB出場ができなかったため日本に移籍したバウアーだが、トラブルについては収束。本人はメディアや自身のSNSなどでメジャー復帰を熱望しているものの、これまでに手を挙げる球団は出ていない。
バウアーは、8日、同じくサイ・ヤング賞投手であるブレイク・スネルの移籍について自身の公式Xで言及。その際、自らの去就について「メジャー最低年棒での契約」についても直訴している。
今季のMLB最低保障年俸は74万ドル(約1億1千万円)だ。一方で、DeNAファンからは日本に戻ってくれることを期待する声も根強い。世間は今季の活躍の場について、どのように見ているのだろうか。
■「MLBで」が5割に迫る
Sirabee編集部が、2月1〜2日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「トレバー・バウアー投手に今季活躍してほしい場」について調査したところ、最も多かった答えは「MLB」で46.0%にのぼった。
昨季活躍した「横浜DeNA」は2位で29.9%。それでも、他のNPB球団を期待する9.0%よりは3倍以上多い。また、日米以外のリーグを望む人も15.1%見られた。
■男性は日本復帰に期待も
野球というスポーツゆえか、男女別ではやや意識差も。男性では、MLB復帰を期待する人が女性より7ポイント近く少なく、DeNAやNPB他球団を望む声が顕著に多い。
昨年、バウアーが加入することでDeNAが注目を集め、YouTubeなどで野球ファンの裾野を拡げたことにも期待している人が少なくないのだろう。
NPBはすでにキャンプイン、MLBのキャンプも間もなくだが、サイ・ヤング賞投手の去就はどうなるのだろうか。目が離せない。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)