一見わからない…積雪時に歩くとキケンな「あの場所」 転倒防止の“靴ハック”も使えそう
雪や凍結で転倒しやすい場所を、NHK生活・防災が紹介。また、警視庁からは身近な“アレ”が滑り止めに役立つとの情報も。
雪道や濡れた道、凍結した道路・歩道などで転倒を防ぐためにできることをNHK生活・防災と警視庁警備部災害対策課が公式X(旧・ツイッター)で紹介している。
■雪による転倒事故が多発
5日、関東甲信では雪が降り、東京都心や横浜など大都市圏でも積雪が。雪のピークはすでに越えるも道路や歩道は積もった雪がシャーベット状になっているところが多く、滑りやすくなっているよう。
また、6日の今夜以降は冷え込みが強まり、あす7日の朝はさらに広い範囲で路面が凍結する恐れがあるとのこと。東京消防庁によると、雪の影響で転倒するなど都内では4~92歳の男女計135人が救急搬送されたという。
■転倒したところに車が通れば…
雪道や凍結した道での転倒は頭などを強くぶつける可能性だけでなく、転倒した場所によっては交通事故など二次災害の危険性もあるため油断は禁物だ。
そんな転倒事故について、NHK生活・防災アカウントは歩き方や服装などの注意点とともに危険な場所を紹介している。
■歩くと危ない“白い部分”は
積雪の際は凍結していない“ふかふかした白い雪”の上を歩くのが比較的安全といわれるが、同じ白でも「横断歩道」の白い部分(白線)の上は気をつけたほうが良いとされている。
その理由は“塗装で水が染みこまない”ためで、薄い氷の膜が張っている場合があるとのこと。一見凍っていないようでも踏んでみると滑るため、よく知られる“ブラックアイスバーン”を警戒して白線の上を歩いていたら転倒してしまうことも…。
■濡れた道を歩くときに役立つワザ
また、滑り止めのしっかりとした靴を履くことが望ましいが、急な積雪時のライフハックとして“靴底に絆創膏を貼って滑り止めにする”という方法を警視庁が紹介している。
「靴底のつま先とかかと付近に貼るだけで滑りにくくなります」とのことで、ポイントは貼る前に靴底の泥や水滴をよく拭き取ること、空気が入らないようにしっかりと貼ること、とのことだ。
「絶対に滑らない」と言える訳ではないが、できる範囲の安全対策を心がけることが大切だろう。