妻へ贈る2000万円の指輪をドブに落とした男性 捜索チームを雇い奇蹟的に発見
結婚式を控えた男性が、マンション9階の排水溝から翡翠の指輪を落としてしまった。妻へ贈る予定であるその指輪は、なんと2,000万円もするという。
貴重品や高価なものを失くした時のショックは相当だが、どこまで真剣に探すかは個人差があるだろう。ある男性の捜索方法が話題になっていることを、『AsiaOne』や『South China Morning Post』が報じた。
■2,000万円の翡翠の指輪が排水溝へ
5日、中国・広東省に暮らす男性が、自宅マンションの9階から排水溝に指輪を落としてしまった。父親から譲られた翡翠つきのオーダーメイドの指輪で、値段はなんと100万元(約2,000万円)だという。
父親からは「いつかお前が結婚する時に、お嫁さんにあげなさい」と言われ、大切に保管していたそうだ。
■3日後に発見
結婚式を間近に控えていた男性は、その指輪を撮影しようとしていたところだった。しかし妻に贈るはずの大事な指輪は排水溝の奥へ。焦った男性は、排水溝が流れ出る先のドブを捜索するため従業員を雇った。
彼らは周辺のドブに入り指輪を捜索。道行く人々たちは「何をしているんだ?」「事件か?」と足を止め、かなり人の目を集めたという。
そして捜索開始から72時間が経過した3日後、従業員の気が遠くなるような努力の甲斐あって、指輪は発見された。当時、ドブは土砂除去作業のため水位がかなり下がっており、川底が見えやすい状態だった。
■「高価でもドブに落ちたなら…」
奇跡的に見つかった指輪はヘドロまみれだったものの、傷ひとつ付いておらず、男性はかなり喜んでいたという。その時の心境を、「無事に戻ってきてくれて嬉しいです。金銭的な価値以上に大切な意味を持つ指輪です」とメディアに語った。
また捜索チームのひとりであるファンさんは給与について、1人1日あたり500元(約1万円)が支払われたことを明かしている。
世間からは「指輪の価格にびっくり。無事に見付かってよかった」といった声がある一方、「いくら高い宝石でも、一度ドブに落ちた物はもらっても嬉しくない」との意見もあるようだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)