不用品譲渡会で冷凍庫から人体の一部が見つかる 死体遺棄事件として警察が捜査開始
ご近所さん宅で不用品譲渡会が開かれた。参加者が冷凍庫を持ち帰ろうとしたところ、中から「人の頭部」が見つかった。
アメリカの住宅で、不用品の冷凍庫の中から人の頭部や手などが見つかった。『NBC News』『Western Slope Now』などが報じている。
■不用品譲渡会を開催
12日、コロラド州のとある住宅で、不用品譲渡会が開催された。同住宅は少し前から売りに出されており、最近になって女性Aさんが購入して新しい家主になったところだった。
住宅内は、前の住人が残したものであふれていたようだ。それらを処分したかったAさんは、SNSに「庭とガレージに置いてある不用品を無料でお譲りします」などと投稿した。
■前住人が住み続けた「訳アリ物件」
Aさんが、この住宅をどのように入手したのかは不明だが、何かと「訳アリ物件」だったようだ。
前の住人が住んでいた状態のまま購入し、Aさんの物になっても前住人は住み続けていたようで、出て行ったのは不用品譲渡会当日の朝だったのだ。
向かいに住む女性によると、前住人は高齢の女性とその息子で、2人が出ていくやいなや、Aさんらが住宅にやって来て室内の片付けを始めたという。しばらくして「不用品お譲りします」の知らせが近所の住人らに届いたと、各社取材に話している。
■冷凍庫から頭部と手が見つかる
その後、「不用品譲渡会」を聞きつけた近所の人たちが、次々とこの住宅に訪れた。
参加者の1人がガレージにあった冷凍庫に目をつけ、持ち帰るために中身を空にしようと、入っていた袋入りの冷凍肉を出していった。すると底のほうに黒い袋が見えたので開けてみると、人の頭部と手が入っていることが判明。Aさん経由で警察に通報するに至った。
■事件として捜査開始
通報を受けて現場に駆け付けた捜査員らは、他にも遺体の一部がないか室内をくまなく探したが、頭部と手以外は見つからなかった。
のちの鑑定結果で、見つかった頭部と手は切断された人間のものであることも分かった。警察は記者会見を開いて鑑定結果を公表したが、捜査中の案件ということもあって、捜査状況など詳細は伏せている。
警察の広報担当は、「現在、DNA鑑定を行っており、行方不明者と照合しながら、身元の特定を急いでいます」などと語った。本件は死体遺棄事件として、捜査が進められているという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)