ヒカキン“二股疑惑”記事は「誤読を招くようなタイトルではあった」 元文春記者もダメ出し
ヒカキンの“二股疑惑”を報じた文春オンラインの記事の見出しについて、『週刊文春』の元記者が「誤読を招く」と指摘。「中身で普通に勝負すればいい」と話す。
『週刊文春』の元記者でジャーナリストの赤石晋一郎氏が、29日に更新されたYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』に出演。ニュースサイト「文春オンライン」が報じた、人気YouTuber・HIKAKIN(ヒカキン)の二股疑惑の記事について言及した。
■記事の掲載とほぼ同時に謝罪
今月22日に掲載された記事では、過去にヒカキンと交際していたという女性・A子さんが、ヒカキンの“二股疑惑”を告発した。
ヒカキンは同日、自身のYouTubeチャンネルで動画を公開。A子さんに対して「当時の僕の至らない振る舞いで傷つけてしまい本当に申し訳ございませんでした」と謝罪し、「A子さんには非がなく、僕の落ち度でしかありません」とした。
また、A子さんとは約4年間会っていないことや、今月1日に結婚した妻とは交際期間が重なっていないこと、妻にも謝罪したことを説明していた。
■「素晴らしい対応だった」
赤石氏は、「危機管理学において、全否定してから(事実が)めくれていくという流れで失敗するという人が圧倒的に多い」とした上で、「ヒカキンは文春の取材にも真摯に答えている。YouTubeでもいち早く、(謝罪が)ほぼ記事が同時くらいのタイミング。しかも自分を守るんじゃなくて、相手を気遣ったコメントをするという人徳も見せてお詫びに入ったのはさすが」と解説。
ヒカキンの一連の行動について「炎上をこれ以上防ぐためには素晴らしい対応だった」と称賛する。
■「このタイトルでいいのか?」と指摘
一方、文春サイドに対しては「記者側の意見としては、『このタイトルでいいのか?』というのはちょっと思うところはある」と述べる。
記事のタイトルは「『まだ付き合っていると思ってた…』ヒカキン(34)結婚に“二股”疑惑!? 交際相手のA子さんが悲しみの告白『彼は私とは特別な関係だと』」となっており、「結婚に二股疑惑って、誤読を招くようなタイトルではあった」と指摘した。
■「中身で勝負すればいい」
続けて、「『週刊文春』が注目を集めている中で、誤読をするようなタイトルじゃなくても、中身で普通に勝負すればいいとは思う」とも話す。
SNSなどでも、ヒカキンがA子さんと4年間会っていなかったことから、記事のタイトルに疑問を呈する声があがっており、「(その意見に)なりますよ」と納得。「(過去の交際の話題を)結婚と引っ付けるのは誤読をするかなとは思う」と改めて強調していた。