ラミレス氏、中日ドラゴンズの4番打者を選定 「活躍すれば優勝できる」
ラミレス氏が中日ドラゴンズの4番打者を独自選定。「活躍すれば優勝できる」と力説。
元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネルで中日ドラゴンズの4番打者を選定した。
■ラミレス氏が中田選手を分析
ラミレス氏が今季の中日をテーマに語った今回の動画。細川成也選手の活躍を語ったあと、話は読売ジャイアンツから移籍した中田翔選手へと移る。
同選手に「彼の数字を見ると、ジャイアンツのホームは東京ドームだったが、あまり印象的な成績は出ていないよね。昨年は打率2割5分5厘、15ホームラン、37打点だったが、狭い東京ドームがホームだったことを考えると、それほど良い結果ではなかった」とラミレス氏は指摘した。
■4番は細川選手
さらに「今年からナゴヤドームという大きな球場がホームになるので、ホームランは出にくい。また、マウンドが高いのでピッチャーのボールがよく動くんだ。たとえばツーシームやシンカーはよく落ちる。スライダーはよく曲がる」とラミレス氏は解説する。
そのうえで「多くの人は中田翔が4番に座るべきだと考えているよね。ただ数字などを見てポテンシャルを考えると、僕は細川成也が4番に座るべきだと思う」と力説した。
■細川選手が活躍すれば優勝も
細川選手についてラミレス氏は「彼はナゴヤドームでも40本ホームランを打つポテンシャルを持っているよ。さらに100打点も可能で、打率はすぐに上がるとは思わないが、2割7分から2割7分5厘は打てる。決して悪い数字ではない」と指摘する。
続けて「みんなも知っているように、三振が多い点も徐々に改善できているよね。もし細川が2割7分から2割7分5厘、ホームラン35~40本、90~100打点を上げれば、中日ドラゴンズは優勝できるだろう。なぜなら中日は投手陣が優秀だからね」と解説。
そして「僕なら2024年の中日ドラゴンズの4番は、細川成也でいきたいね」と語っていた。
■中日移籍で才能が開花
細川選手はラミレス氏がベイスターズの監督を務めていた2017年に入団。右の長距離砲として期待されていたが、1軍で結果を出すことはできなかった。
ところが2023年に現役ドラフトで中日に移籍すると才能が開花し、打率2割5分3厘、24ホームラン、78打点を記録。今季も主力としての活躍が期待されている。