旅客機内の収納棚にニョロニョロと動くヘビが… 搭乗客が阿鼻叫喚の事態に
エアアジアの旅客機で、乗客が生きているヘビを発見した。捕獲には成功したが、いったいどのように忍び込んだのか。
予期せぬ場所に生き物がいれば、誰で驚くだろう。そんな話題を、シンガポールの『NEW STRAITS TIMES』やアメリカの『CNN』が報じている。
■旅客機の収納棚を這うヘビ
13日、格安航空会社エアアジアの旅客機が、タイの首都バンコクにあるドンムアン国際空港から、南部のリゾート地プーケットに向け飛び立った。
すると目的地に着陸する直前に、搭乗客が頭上の収納棚を這う1匹のヘビを発見し、客室乗務員に知らせた。機内は騒然とし、付近の搭乗客が席から逃げ出したなか、1人の男性乗務員がペットボトルを持ってやって来たという。
■恐る恐る乗務員が捕獲
TikTokで公開された動画には、ペットボトルを駆使して恐る恐る捕まえようとする乗務員の姿が映っているが、ヘビはなかなか捕まらない。さらにはビニール袋も使い、やっと捕獲に成功したのだった。
ヘビは飛行機が空港に着くまで収納棚に安全に保管され、着陸後は地上スタッフに引き渡された。ただしすべての搭乗客に対しては、動物の密輸を図ろうとした者がいないか確認するため、手荷物検査を行ったという。
■毒はない種類のヘビ
捕獲されたヘビは「ブランフォード・ブライドル・スネーク」という種類だった。毒は持っていないものの、乗客により持ち込まれたのか、もしくは自ら機内に侵入したか、結局は不明のままだという。
世間からは「毒はなくても怖すぎる」「どうやって機内に入ったのか気になる」「バンコクの空港のセキュリティチェックがゆるかったのか」など、さまざまな意見が寄せられた。
■今回が2回目のヘビ騒動
じつはエアアジア機でヘビが見つかったのは、今回が2回目だ。昨年2月にも、マレーシアの首都クアラルンプールからサバ州に向かうフライトの機内で見つかっていた。
当時、同エアラインは「非常にまれなケースだが、どの飛行機でも起こり得る」と説明しており、客室乗務員たちはこうした場合に対応するための訓練を受けていることも明かしていた。
・合わせて読みたい→乗客の突然死に対応した客室乗務員たち 気配りにも称賛の声
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)