GG佐藤、未更改で自費キャンプも見えてきた佐々木朗希に“先輩”として一言 「今はとにかく…」
12球団で唯一の未更改となったロッテ・佐々木朗希。自費キャンプの可能性もある中で、“経験者”のG.G.佐藤がメッセージを送っている。
■球界から心配の声
佐々木投手は昨年12月、ポスティング制度を利用した今オフのMLBへの挑戦を希望していると報道された。すでに申請期間は終了しており、移籍の可能性は低いとみられているが、契約更改が難航していることが伝えられている。
また、NPBのほとんどの選手が加入している日本プロ野球選手会から佐々木投手が脱退していたことも報じられ、高木豊氏も「グレーなイメージが付く」と案じるなど、球界関係者から心配の声があがっている。
■「自費キャンプ」が騒動に
佐藤氏は23日の投稿で、「佐々木朗希選手はみんなから愛される選手でいてほしい」と言及。
佐藤氏自身も、2007年のオフに球団側と年俸の折り合いがつかず、契約を保留したまま2008年の春季キャンプを迎えたため、「自費キャンプ」と報じられ、批判を受けるなど一時騒動となっていた。
この経験から、「俺のせいで自費キャンプのイメージも良くない。銭闘していた当時は自分が正しいと思っていた。今はそこまで固執しなくても良かったなと。あのときは自分の正義を曲げることができなかった」と振り返り、「朗希君にはよく曲がる変化球のように柔軟な考え方をしてほしい」とつづっていた。
■信念は「素晴らしい」けれど…
きのう25日には、もう1人の未更改だった東北楽天ゴールデンイーグルスの辰巳涼介選手が契約を終えたことから、佐々木投手が12球団で唯一の未更改の選手に。
これを受け、佐藤氏は当時の「自費キャンプ」について語っている自身のインタビュー記事を引用。「佐々木朗希投手の曲げられない強い信念も素晴らしいと思う」と理解を示しつつ、「それでも反対されるということは何か心配事が周りからは見えているのかもしれない。今はとにかく色んな人のたくさんの意見を聞いてほしい」とメッセージを送っている。
■「重みが違う」の声も
佐藤氏の呼びかけに、ファンからも「年重ねたときにあのときは…と後悔しますよね」「GGが言うと重みが違う」との声や、「憶測だけで色々な記事が出ているのがとても辛いです…」と訴える人も。
また、「本人と球団だけの問題でなく、今後の似たケースの対応に影響するので、譲渡金の問題以外の部分で球団としてはかなり頭を悩ませる案件でしょうね」との意見も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)