祝福のスプレーで顔面にやけどを負った新婦 幸せなはずの結婚式が大惨事に
結婚式の翌朝、新婦の顔にはやけどと水ぶくれが…。原因はパーティストリーマーと呼ばれる「紙吹雪」だった。
結婚式の際、「盛り上がりすぎてしまって、つい…」という経験がある人もいるだろう。とんでもない惨事にもなりかねないことを、シンガポールの『AsiaOne』や香港の『South China Morning Post』が報じている。
■ハッピーな結婚式のはずが…
話題になっているのは、中国・浙江省の台州市に暮らす女性だ。昨年12月に結婚式を挙げたが、とんだ悲劇に見舞われてしまったという。
当時の写真や動画を12月23日にSNSに投稿し、幸せの余韻に浸っていたものの、12月27日に投稿した写真は全く違ったものだった。
「もう少しで新婦としての容姿を失うところでした」と書き込まれた写真の女性は、顔面全体には包帯がぐるぐると巻かれ、その隙間からは真っ黒な傷跡が覗いていた。
■翌朝に顔面の水ぶくれ
女性は投稿で、悲惨すぎる後日談を報告している。結婚式の動画には、ゲストたちが紙吹雪のようなスプレータイプのパーティストリーマーを新郎新婦に吹きかけ、祝福する様子が映っている。
スプレーを頭から全身にかけられた新郎新婦は嬉しそうに応えていたが、その含有成分が原因で、翌日になり女性は顔面の広範囲にやけどを負っていることに気が付いたそうだ。
■地域ならではの風習
女性は「式の時は顔が少し熱く感じたくらいでしたが、翌朝になって自分の顔を見ると、水ぶくれだらけでした」と明かしている。
そもそも、可燃性の化学薬品が含まれているスプレー式のストリーマーを、人の顔に向けて噴射するべきではない。
しかし女性たちの住む地域では、結婚式で紙吹雪を新郎新婦の顔に向かって投げかける風習があり、パーティストリーマーを吹き付けたゲストたちに悪気は一切なかった。
■ゲストへの非難も
含有物質のポリマーを研究している浙江大学のショウさんはメディアに対し、「使用されたスプレーにも欠陥があった可能性がある」と語っている。
この惨事に対し、世間からは「これはやりすぎだ」「かわいそうすぎる」など同情の声が多数寄せられた。また「訴訟を起こすべき」「参列者たちに責任を負わせろ」といった、ゲストを非難するコメントも相次いでいる。
・合わせて読みたい→結婚式直前に新婦が元彼と密会 急遽キャンセルした新郎に同情の声
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)