トイレの逆噴射で汚物まみれになった男性客 賠償求めファストフード店を訴える

男性客がファストフード店のトイレを流したところ、まさかの逆噴射。汚物まみれになったため、店を訴えた。

2024/01/21 08:30

個室トイレ

アメリカで、トイレの管理を怠ったファストフード店が、男性客から損害賠償を求める訴訟を提起された。『Fox Orlando』『NBC News』などが報じている。


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■使用中のトイレから汚物噴出

2022年1月6日、フロリダ州在住の男性が、ドーナツで有名なファストフード店を訪れた。

コーヒーを飲んだ後に店内のトイレを利用し、便器のレバーを操作したところ、突然汚物が噴出した。尿や便などが逆流したようで、トイレの床や壁、そして男性も全身が汚物まみれになった。

急いでトイレを出た男性が従業員に助けを求めると、従業員は「前からトイレに問題があったんです。以前も同じようなことがありました」などと説明し、謝罪したという。

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■賠償金求めて訴訟を提起

謝罪を受けるも、店側の対応に納得できなかった男性は、最近になって訴訟を起こすことにした。

3日、男性の代理人弁護士はファストフード店に対し、慰謝料などを含む約1,500万円の賠償金の支払いを求める訴状を、第九巡回裁判所に提出した。

訴状によると、男性側はファストフード店の過失を主張。同店はトイレの不具合を客に知らせ注意喚起する義務があるにもかかわらず、それを怠ったために、男性に精神的苦痛を与えたと説明している。


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■治療中と訴え

また男性はこの体験により、PTSD(心的外傷後ストレス障害)のような症状に悩まされている。現在もカウンセリングを受けるなど治療が続いているそうで、賠償金にはそうした治療費も含まれているという。

訴訟を受けてファストフード店の広報は、「フランチャイズ店の訴訟については、回答を差し控えます」などと、各社取材に答えている。


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■男性に同情的な声多数

訴訟のニュースが報じられると、ネット上では「これはかわいそう。男性に落ち度はない」「糞尿まみれになったらトラウマになる。慰謝料は払ってもらわないと」「なんとも不運な男だ」などと、男性に同情的な声が多く集まった。

他にも、「トイレが爆発するなんて、コントみたいなことがあるのか? もし本当なら男性は億万長者になれる」「訴訟起こすまで約2年。何か臭う。弁護士から悪知恵を吹き込まれているな」「飲食店の対応が悪そう。コーヒーを1年間無料にしてあげれば許してくれたかも」といった声もある。

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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら

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