堀江貴文氏、中学受験は「やばいよね」 小学校低学年から勉強に専念させることに警鐘

堀江貴文氏が、起業家・成田修造氏との対談で、中学受験について言及。小学校低学年のうちから受験勉強に打ち込むことの“弊害”とは…。

堀江貴文

実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が17日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。中学受験のために、小学校の低学年から受験勉強をすることについて警鐘を鳴らした。

【動画】中学受験の“弊害”とは


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■成田修造氏と対談

今回の動画では、経済学者の成田悠輔氏の弟で、起業家の成田修造氏をゲストに、堀江氏が対談。

以前から「教育改革」をテーマとして掲げている成田氏は、10代の頃からベンチャー企業などで勤務し、起業も経験したことなどから、「ほぼ今の大学に意味がない。今はYouTubeもこれだけ発達してきてるし、SNSもこれだけ発達している中で、本当に意味があるのかなと思っています」と疑問を呈する。

さらに、中高生の頃から、周囲が「ほぼ受験のことしか考えてなくて、何に向かって行ってるんだろうなって感じはすごくあった。それが10年経っても変わっている感じがしない」と違和感について語る。

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■中学受験「やばいよね」

少子化傾向が続く中でも、中学受験をする子供は増えており、「みんな中学受験を小学校3年生とか、2年生とかから大手の塾に入ってずっとやっているらしい」と話すと、堀江氏は「あれ、やばいよね。小2とか小3で、ニューラルネットワーク(脳の神経細胞のネットワーク)がちゃんとできてなくて、文章読めてないやつとか結構いる」と指摘。

成田氏も「問題を解くことに最適化され過ぎてる気がする。あのフォーマットに最適化されたことを、小学校2年生からずっとやってる」とうなずく。

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■「違うところで勝負」

堀江氏は、「あの段階で、『本当はこいつ(受験は)絶対無理だな』みたいなやつらも行かされてる。『お前はどう考えても頭が良くないから、やめておけ』って(言ってあげるべき)」と述べる。

続けて、「頭の悪さって、分かんないんだよね。足が速いとか遅いとかって、明確に差が出るじゃないですか。頭の悪さっていうのは、小2とか小3って似たような感じだから見えないんだよね」と話す。

成田氏も、「そこで止めればいいですよね。違うところで勝負すればいいじゃんって話ですよね」と同調していた。

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■ユーザーからさまざまな声

2人の話に、ユーザーからは「勉強は大事だけど今の教育のシステムは崩壊してると思うわ」「中学高校とかのうちから興味もない人に型にはめた教育して同じような受験をさせることは意味がない」「テストなんてほとんど謎解き。そんなもん好きで得意なやつとそうじゃないやつといて当然」「ゲーム感覚で学べる環境なら喜んでやるけど、日本ってただ覚えろって感じじゃ不登校も増えて当然だよね」と共感が。

一方で、「大卒の求人の多さと、ごく一部の天才とか、芸能人、アスリート等以外の一般人がどうやって客観的に自分の能力を認めて貰えるのかって話だと思います」「全員社長とかになるわけじゃないので、一般社会人として生きる大部分の人は大学行っとけ」「新卒一括採用という仕組みが変わらないと、大学進学以外の選択肢はないのが現状」「社会が欲してるのは、ある程度の努力ができて結果を残した実績があるかなので、そういった意味で大学という存在は否定すべきではない」といった声も寄せられている。

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■中学受験の“弊害”とは