杉村太蔵、岸田文雄首相の自民党裏金問題対応に苦言 「頓珍漢な…」
杉村太蔵が自民党裏金問題で「政治刷新本部」を設置した際の岸田文雄首相の発言に「頓珍漢な発言」と苦言。第三者委員会の設置を提言。
17日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、杉村太蔵が自民党裏金問題に関する岸田文雄首相の発言をバッサリと斬った。
■幹部7人が不起訴か
番組は自民党安倍派の政治資金裏金問題で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で告発された幹部7人を不起訴とする方針を固めた話題を取り上げる。
MCのふかわりょうから感想を質問された杉村は「この幹部7人は不起訴になって良かったなと安堵しているかもわかりませんけど、逆に自民党全体的には、これは選挙できつくないですか」と指摘。
続けて「国民からしたら、『なんだよこれ、ふざけんなよ』というのを間違いなく選挙で受けるので。検察がわざと不起訴にしてしまったと思うぐらい、これはきついことになるんじゃないかなと、直感的に思っちゃいました」とコメントした。
■自民党の術中にはまっている?
検察の不起訴方針についてふかわは「7人が不起訴というのは、秘書がやりました、会計責任者がやりましたって。これは会計責任者の意志でやったというのは考えにくい」と話す。
すると杉村も「考えにくいですよね」と同調したうえで「今、『政治刷新本部』ってやってるじゃないですか。派閥をなくすとか、存続とかそんな議論をやってますけど、本当にこれは国民の皆さんが自民党の術中にはまってるんですよ」と指摘し、厳しい表情を浮かべた。
■岸田首相の発言は「頓珍漢」
続けて「今やらなければいけないのは刷新の前に実態解明でしょ。パーティーでお金を集めました。その一部をキックバックして裏金にして、それが何に使われていたのか、個人的に使っていたのか、それとも選挙区でばらまいたのか。ばら撒いていたとしたら公職選挙法違反でしょ」とまくしたてる。
続けて「岸田さんは一発目の会合で『日本の民主主義を守る』と言った。公職選挙法違反を繰り返して選挙を通ってきた。民主主義の根幹を揺るがしている。そういう疑念を感じているから『民主主義を守る』って。自分たちで揺るがしておいて、自分たちで守ると宣言するのは、なんとも頓珍漢な発言」とバッサリと斬った。
■第三者委員会設置を提言
杉村はさらに「もうすぐに『麻生 vs 菅』。これは完全に劇団自民党ですから。完全にそちらに視点をずらす。術中にはまっていますよ」とコメント。
そして「第三者委員会を作るべきですよ。ビッグモーターだってジャニーズだって、日大だってやったじゃないですか。徹底的に第三者委員会を作って弁護士や公認会計士、専門家を入れて全部調査をして、その調査報告書を3カ月後に発表するべきです」と訴えていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)