ビートたけし、専門家が語る特殊詐欺の現状に嘆き 「同じ人が何回もダマされる」
ビートたけしが『TVタックル』で詐欺被害の現状に嘆き節。専門家は「被害に遭わないための対策」を解説する。
■専門家も同調
特殊詐欺に詳しいジャーナリストの多田文明氏も若新氏に同調したうえで「こうやって注意喚起するじゃないですか。番組を見ている人はわかるんですけど、1%の人が騙されるというのは、まさにそれで」と語る。
そして「注意喚起を見ないんですよ。実際に出てくる情報も同じような情報しか出てこないので、ほかの注意喚起を見ないというのがネットの怖さで、1%の同じ人が繰り返して何回もダマされるということになっている。気をつけてほしい」と呼びかけた。
■たけしは詐欺の現状に嘆き
番組終盤、たけしは「詐欺もなにも本当に自分で自分の身を守らなきゃいけないけども、そればっかり気にしてたら疲れ果てるしね」と語る。
続けて「とにかく最低限守ろうというしかないか。あとおいらはいつの間にか詐欺に引っかかっている可能性もあるんだよな。なるべく変なのは見ないように」と話していた。
■4割が詐欺メールのクリック経験
特殊被害詐欺の注意喚起がなされているにもかかわらず、現在も減っていない様子の詐欺メール。
Sirabee編集部が、2023年11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「詐欺メール」について聞いた調査で、詐欺メールのリンクを「何度もクリックしてしまった経験がある」と回答した人は、3.6%。
また「1〜2回はクリック経験がある」という人が33.6%で、全体の4割程度は詐欺メールのリンクをクリックした経験があることが判明している。
番組内でも呼びかけられていたが、怪しいメールを受け取った場合は内容を鵜呑みにせず、検索エンジンにかけるなどして情報を収集する必要がある。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)