ガス漏れを検知し飼い主と近隣住民を救った犬 庭に穴を掘り知らせる
庭に穴を掘り、ガス漏れを飼い主に知らせたハスキー犬。作業員が調べたところ、近隣の民家でも同様にガス漏れが判明したという。
たびたび犬の驚くべき能力が話題になるが、あるシベリアンハスキーに称賛の声が寄せられている。アメリカの『People』や『National World』が報じた。
■愛犬が穴を掘る意味は?
ペンシルベニア州フィラデルフィアに暮らすシャネル・ベルさんの愛犬で、4歳になるシベリアンハスキーのコービーが、少し前から庭に穴を掘るようになった。
最初は遊びだと思っていたものの、穴はどんどん大きくなっていき、シャネルさんは「何かを伝えようとしているのでは?」と疑問を抱いた。
シャネルさんは当時について、「これまでそんなことをしなかったので、コービーの判断を信じようと思いました」と語っている。
■穴からガス漏れが判明
シャネルさんの家では2023年12月にガス漏れが発生し、修理をしてもらっていた。その時にガス検知器を購入していたため、試しにコービーの掘った穴を調べてみたという。
すると、穴からガス漏れが起こっていることを機械が検知。すぐに当局に連絡をすると、ガス監督官と作業員が自宅に派遣されてきた。
修理をしてもらうと、パイプの老朽化により、新たに3軒の近隣民家から同じケースが発覚したという。
■恐ろしいガス漏れの放置
結局、すべての修理に3日以上もかかったそうで、コービーは作業員たちからたくさん褒められたそうだ。
シャネルさんは「コービーがガス漏れを知らせてくれず、私たちが気付かなかいままだったらと思うと、本当に怖いです」とメディアに語っている。
ガス漏れを放置していると、呼吸器疾患や脳損傷、さらには死に至る可能性もある。またガス漏れが発生している場合は、照明のスイッチを付けただけで爆発するリスクもあるという。
■「彼が私のペットで感謝している」
この一件後、コービーは近隣住民からも褒められることが増えたそうで、シャネルさんは「彼が私たちを救ってくれたことが誇りです。彼が私のペットでとても感謝しています」と明かしている。
犬が異変を知らせることは過去にも報じられており、昨年8月にはテキサス州に暮らす1歳のボーダーコリーが早朝、慌てて寝ている飼い主の元へ飛び込んだ。犬が息子の部屋へ向かったため後を追うと、なんと脳卒中を起こしていたという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)