共通テスト当日、絶対投稿してはいけない2文字があった 卑劣な行為に「許せない」と怒りの声
大学入学共通テストの受験生を狙う卑劣な人物。その手段と「痴漢チャンスデー」という言葉に、怒りの声が相次いでいる。
本日13、14日は大学入学共通テスト当日。受験生は悔いの無いよう、これまでの努力を遺憾無く発揮してほしい。
ネット上では現在、共通テスト期間中に「絶対投稿してはいけない2文字」が話題となっているのをご存知だろうか。
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■受験シーズンに飛び交う「最悪なウワサ」
警視庁ならびに各都道府県警察は、受験シーズンにおける痴漢行為への警戒を強めている。
毎年この時期になると、ネット上では「受験生は試験に遅れたくないという思いから、痴漢被害を受けても通報しない」という流言が囁かれており、これを受けて「痴漢チャンスデー」などといった言葉が飛び交う事態となっていたのだ。
■各県警がネットの投稿を警戒
言うまでもなく痴漢は相手の尊厳を踏み躙る卑劣な行為で、言語道断である。「受験シーズンだから」などと時期を限定するのでなく、いついかなる時も起きてはならない犯罪行為だ。
しかし、直前に大切な試験を控えている受験生が被害に遭えば、試験時の平常心やメンタルを保つことも困難となり、二重三重の苦しみに陥るのは間違いないだろう。
X(旧・ツイッター)上では「大事なときに不愉快な思いをさせないでほしい」「むしろ犯罪者を取り締まるチャンスデーにならないかな」「受験生の心理につけ込む最低の行為でしょ」「考えただけで許せない」など、怒りの声が相次いでいた。
痴漢は個人の尊厳を踏みにじる重大な犯罪行為であり、決して許されることではありません。
警視庁では、#大学入学共通テスト 受験生等に対する #痴漢 防止のため、鉄道事業者等と連携した警戒・広報活動等を推進します。— 警視庁生活安全部 (@MPD_yokushi) January 5, 2024
警視庁、および各都道府県警のXアカウントでは「痴漢」「チャンスデー」といったワードを含む投稿に目を光らせ、該当ポストには警告のリプライを送っている。痴漢行為を煽るような投稿は、厳に慎むべきである。
■万が一被害に遭った場合も…
痴漢は重大な犯罪です。もし、共通テストの会場に行く途中に痴漢の被害にあった場合は、追試験の対象となります。共通テストは私服でも受験できます。痴漢被害にあったり目撃したときは、周りの人に助けを求め、110番してください。#痴漢撲滅#性暴力をなくそう https://t.co/lHQfqhGTjo
— 内閣府男女共同参画局 (@danjokyoku) January 10, 2024
「大学入試センター」もこうした事態に対策を講じており、「令和6年度大学入学共通テストQ&A」の中で「試験場に向かう途中に生じたやむを得ない事由として、追試験の対象となります。このような場合は、速やかに受験票に記載されている『問合せ大学』に電話連絡を行ってください」と、説明。
これを受けて「内閣府男女共同参画局」のXアカウントも「痴漢は重大な犯罪です。もし、共通テストの会場に行く途中に痴漢の被害にあった場合は、追試験の対象となります。共通テストは私服でも受験できます。痴漢被害にあったり目撃したときは、周りの人に助けを求め、110番してください」と、アナウンスをしている。
全ての受験生が痴漢の被害に遭うことなく、試験を終えられることを願うばかりだ。
※記事内の画像は過去の試験時のものを使用
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)