新庄剛志監督「あれほど行くなって言ってたのに…」 レイズとマイナー契約の上沢直之に熱いエール
タンパベイ・レイズとマイナー契約で合意した上沢直之に、新庄剛志監督がエール。厳しくも力強く温かい言葉に「これが親心」の声も。
■メジャーへの昇格目指す
日ハムからポスティングシステムを利用し、MLBへの移籍を目指していた上沢投手は、日本時間12日にレイズとマイナー契約で合意したことを球団が発表。来月に行われる春季キャンプには招待選手として参加し、メジャーへの昇格を目指すことになった。
■マイナー契約は「やめたほうがいい」
2001年にニューヨーク・メッツに移籍し、MLB最終年となった2003年にはマイナー契約も経験していた新庄監督。
昨年11月の秋季キャンプの際には、上沢投手について「メジャー契約なら、彼の人生なので勧めたいとは思います」としつつ、「マイナー契約とかいう話になったら、勧めたくないですね。やめたほうがいい。残ってくれとかそういう問題じゃなくて、本人のためにやめろって」と、契約の厳しさに言及していた。
■「この男は本当にカッコいい」称賛
新庄監督はこの日、上沢投手のお尻を叩いている写真を投稿すると「マイナー契約ならあれほど行くなって言ってたのに、何処までも挑戦し続けるこの男は本当にカッコいい」と新庄流の表現で称賛。
「彼がマイナーから這い上がってメジャーで投げる日は簡単ではないと思うが、その日が来たときの感動は計り知れない。皆さん、上沢直之をどうか見守ってあげて下さい。彼ならやってくれます!!」とエールを送った。
さらに、ストーリーズも更新すると「アメリカ野球楽しんでこい!! 本当にお茶目なやつです」と投稿。上沢投手とじゃれ合っている写真に新庄監督が「アメリカ行くなよ」、上沢投手が「ボスからだけは言われたくないですね」とお茶目なセリフも付け加えている。
■「これが親心」の声
新庄監督の投稿に、ファンからも「上沢さんがいなくなるのは寂しいですが応援します!」「挑戦する上沢投手を北の大地から応援します」「必ずメジャーで投げる日が来る!」「上沢くんがメジャーに上がってくると信じて、日ハムと同じくらい応援します」と上沢投手への期待が集まった。
また、新庄監督の厳しくも力強く温かい言葉に「戦力的にとても痛手なのに、こうやって心の底から彼の成功を願っている新庄監督は本当に素晴らしいです!」「厳しさを実感してるからこそのエールだね」「言葉の重さが伝わってきます」「これが親心ってやつですな」といった声も寄せられている。