九州のガソスタで遭遇した異常すぎる光景、思わずゾッとしたが… 「表示の理由」でさらに驚く
旅行で九州を訪れた男性が、ガソリンの価格表示「888円」を見て驚き。「地元では普通」というローカルルールが話題を呼んだ。
■九州3県を回って絶望…
多くの給油所の値段表示がこれな九州北部、怖くて入れない。 pic.twitter.com/RruiRx5kxp
— 一人旅研究会 (@keionoteio) December 16, 2023
ポスト投稿主・栗原さんに話を聞いたところ、件の写真は熊本県熊本市にある「ENEOS 保田窪 SS」にて撮影したものと判明。
発見時の様子について、栗原さんは「九州を旅行中、燃料が少なくなっていたのでガソリンスタンドを見て回っていたのですが、その多くが「888円/L」表示となっており、驚きました。万が一、本当にリッター888円も請求されたら逃げ場が無くなってしまう…と思い、通常の金額が表示されている場所を選び、給油しました」と振り返っている。
福岡、長崎、熊本県内では多くの給油施設が「888円」と表示しているのを目にしたため、不思議に感じて今回ポストを投稿したのだった。しかしもちろん、これらの施設では実際に「リッター888円」でガソリンを販売しているワケではなく…。
■理由に一瞬納得しかけたが…
今回の取材を快諾してくれた南国殖産は、九州地方を中心に多数のSSを運営する企業。
実際の金額でなく「888」という数値を表示している背景について、担当者は「当社の運営するSSは多数のお支払い方法に対応しております。その中では特定のお支払い方法を選択されたり、LINE登録などの手続きを踏むことで通常より値引きされた価格になるケースもございます」「そのため、そういった利用者の方々に混乱を招かぬよう『888』という表示を採用しております」と説明していたのだった。
一瞬納得しかけたが、やはり他の地方から訪れた客に生じる混乱の方が大きいのでは…と、モヤモヤしてしまったのは記者だけだろうか。
もちろん九州内の全てのSSを同社が運営しているワケではないため、それぞれ何らかの背景や理由が存在していると思われる。車で九州を旅する際は、表示された数字に惑わされないよう注意したい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)