ひろゆき氏、政治家の被災地入り「迷惑系YouTuberと同じ」 水道橋博士の苦言を一蹴

令和6年能登半島地震の被災地への不要不急の一般車両乗り入れが問題になる中、れいわ新選組の山本太郎代表が被災地入りしたことを批判したひろゆき氏。水道橋博士からの苦言も「人命が優先」と一蹴する。

■「行くべきではなかった」

9日には、岸田首相が早ければ13日にも被災地を訪問する方向で調整していると報じられ、山本代表は「方針転換してくれてよかった」と投稿。ひろゆき氏が10日未明まで自身のYouTubeチャンネルで行った生配信でも、山本代表を支持する人から「少なくとも政府の初動が遅いことに対して煽ることができた」との意見が寄せられた。

この意見に、ひろゆき氏は「初動が遅いことに対して煽るのはまったくできていない。別に山本太郎さんが行ったから日本政府が動いたという話ではないと思う。むしろ世論だったり(が影響した)って話。僕は山本太郎さんに関しては(被災地へ)行くべきではなかったと思ってる派閥です」と否定する。

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■ボランティアは要請が出てから

さらに、「山本太郎さんが、『現場を見ることで、現場の意見を聞けるのが正しい』って言ったんですけど、山本太郎さんが行けたところって、車で入れるレベルの避難所なんですよ」と話す。

実際には公的な避難所が足りず、被災者が自主的に集まる避難場所が160ヶ所ほどあり、支援物資が届かず、連絡手段もなく行政側の目が届かないことに触れる。

そこへ政治家が次々と避難所を訪問することで、交通事情をさらに圧迫することになり、復旧や被災者の支援が後回しになる可能性を指摘。「道路っていうのは政治家を送るためじゃなくて、道路を復旧して直したりとか、支援物資を送ったりしなきゃいけない」とし、「『ボランティアの人来てください』って石川県の人たちが言うまでは、行くべきではないと思っています」と改めて話していた。


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■ユーザーからも共感

ひろゆき氏の話に、ユーザーからも「なぜ迷惑をかけると分かっていても自分が行きたい、やりたいという気持ちを優先して正当化するのでしょう?」「なぜダメだというものについて、やろうとするんでしょうね。迷惑系と同じと言われても仕方がない」「どんなにパワーとスピードがあっても、ブレーキが壊れている車には乗りたくない」と共感の声が寄せられている。

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■政治家の被災地入りを一蹴