夫の自殺が原因で義兄に恨まれた女性 焼き殺される最悪の事態に
夫が自死した後も義理の家族の家で暮らし、子供を育てていた30代の女性。そんな女性に恨みを募らせた夫の兄が、凶行に及んだ。
弟の嫁に対し凶行に及んだ義兄が、家族に電話をかけて「焼いてやった」などと発言。その後に逮捕されるまでの経緯を、『Times Now』などインドのメディアが伝えている。
■夫の自殺で未亡人に
インド・マディヤプラデーシュ州で暮らしていた女性(33)の夫が、約半年前に自殺。しかしその後も、女性は子供2人と一緒に義理の家族が暮らす家で生活を続けていた。
そんな女性に対し、亡き夫をかわいがっていた義兄(40)は苦々しい感情を抱いていた。「弟を自殺に追い込んだ」と思い込み、女性への憎しみや殺意をどうしても消すことができなかったのだ。
■荒れ狂った義兄の凶行
12月23日、義兄は女性を家から引きずり出し、棒のような物を使って襲撃。さらに事前に用意してあったとみられるガソリンを浴びせ、火をつけた。
火だるまになり大火傷を負った女性は、その場で死亡。義兄は翌日に地元警察に身柄を確保されたが、何を語っているのかなど詳しいことは分かっていない。
■「火をつけた」と電話も
女性の兄は地元メディアの取材に応じ、「妹の義兄から電話があったんです」「『お前の妹に火をつけてやった』などと言われました」と告白。また女性が義兄から「ぶっ殺してやる」などと脅されていたことも、明らかにした。
兄たちは女性を心配し迎えに行く予定だったというが、ちょうどその日に事件が発生。女性を安全な場所に連れ戻すことはできなかった。
■家庭内暴力が深刻
インドでは、女性が家庭内暴力にさらされるケースが少なくない。少し前には、パティヤーラーで暮らしていた若い女性(25)を夫(28)らが殺害。そのまま火葬して逃げ切ろうとしたが間一髪で警察が介入し、遺体を回収した。
この夫婦は持参金をめぐって争っていたというが、女性の不妊もあって関係が急激に悪化。腹を立てた夫が女性を絞め殺したとみられており、それに協力した容疑で父親も逮捕された。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)