馳浩知事、いしかわ総合スポーツセンターに一時避難所開設を報告 要配慮者優先に順次受け入れ
石川県の馳浩知事が、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターに一時避難所を開設したことを報告。被災地の高齢者ら要配慮者を優先的に受け入れる。
石川県の馳浩知事が8日、公式X(旧・ツイッター)を更新。1日に発生した令和6年能登半島地震の一時的な避難施設を、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターに開設することを告知した。
■避難所が過密状態に
地震発生後、被災地には支援物資が少しずつ届くようにはなっているものの、水や電気などのライフラインが復旧しておらず、約2万8,800人の人が避難所に身を寄せていると伝えられている。
過密状態になっている避難所も多く、馳知事は今月5日、被害が大きかった珠洲市や輪島市などの被災者を同センターで受け入れる方針を明かしていた。
■いしかわ総合スポーツセンターで受け入れ
馳知事はこの日、「自宅の復旧や仮設住宅等への入居までの間、被災された方の生活環境を確保するため、いしかわ総合スポーツセンターを一時的な避難施設(1.5次避難所)として開設。場所はメインアリーナを使用し、約500名分を確保しました。順次、対象者の方を受け入れていきます」と報告した。
■高齢者等の要配慮者を優先
受け入れについては当面の間、避難所に避難している高齢者や障害者、妊婦等の要配慮者と、その家族を優先するとし、「スポーツセンターに一時的に避難した後、健康状態やニーズを聞き取り、二次避難所であるホテル、旅館、介護施設などとマッチングのうえ、それぞれの施設に移っていただくことになります」と説明する。
また、宿泊施設に向け、二次避難所としての受け入れについても協力を呼びかけている。