かつて流行った言葉「ジコチュー」はもう死語? 約1000人を調査した結果…

昔はよく耳にしていたあの言葉、今はもう聞かなった? 「ジコチュー」を今でも使っている人の割合を調査した。

2024/01/08 05:00

何気なく使った言葉に相手がキョトンとしてしまい、「死語だったのか」と驚いた経験はないだろうか。Sirabee編集部は、かつて流行した言葉が現在も使われているのか実態を調査した。


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■2000年の流行語「ジコチュー」

Sirabee死語調査

今回、調査する言葉は、2000年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた「ジコチュー(ジコ虫)」。自己中心的な人を指す言葉で、公共広告機構の公共マナーのCMでは、辺りにタンを吐く「タン虫」、勝手にゴミを捨てる「オキザリ虫」などコミカルなキャラクターとして描かれ話題を呼んだ。

近年では18年に乃木坂46の楽曲「ジコチューで行こう!」でも使われている。

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■4割以上が「今も使っている」

編集部が全国10〜60代の男女968名に「ジコチューという言葉を知っている?」と調査したところ、もっとも多いのが「知っているが使っていない」で51.4%。次いで「知っていて今も使っている」が44.6%で、「知らない」と回答したのはわずかに3.9%。

「知らない」と答えた人の少なさから、「ジコチュー」は世代を超えて認知されている言葉であることがわかった。

「ジコチュー」を知っている人の割合

なお、各年代ごとに比較すると、もっともジコチューを使っている年代は30代で50.6%だった。

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■使いやすさから今も残っている?

この言葉が流行した2000年からは20年以上経っているが、「ジコチュー」という響きや、会話で使いやすさや、自己中心的な人を指すその他の言葉があまりないことから今も残っているのだろうか。

また、SNS上では、ジコチューという表記ではないが「自己中」と漢字で使われるのもたびたび目にする。編集部が話を聞いた30代女性は「『ジコチュー』は会話で普通に使いますが、LINEとかでは『自己中』と漢字にしてしまうかも。カタカナは少し恥ずかしい」と話していた。少しだけ形を変えながら、今も根強く残っている言葉であることは間違いない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年12月6日~12月20日
対象:全国10代~60代男女968名(有効回答数)
グラフの割合は数点以下第2位を切り捨てているため、合計しても必ずしも100とはならない。

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