ペットの犬を9メートル下に投げ死なせた女に実刑判決 「同じ目に遭え」という声も

2階にある駐車場から、犬を投げ捨て死なせた女に実刑判決が言い渡された。犯行後に「虐待を続けていたため、殺すほうが犬にとっても良かった」と、Facebookに書き込んでいた可能性もある。

犬

飼っていた犬を、あたかもゴミのように投げ捨てた20代の女。このほどようやく実刑判決が下されたことを、『People』『New York Post』など海外のメディアが伝えている。


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■監視カメラに残っていた映像

昨年4月、オーストラリア・パース近郊にあるショッピングモール2階の駐車場の監視カメラに、恐ろしい映像が残っていることが分かった。

恋人の車と駐車場の端を行ったり来たりしていた女が、抱いていたマルチーズとシーズーのミックス犬を、9メートル下に投げ捨てる様子が映っていたのだ。

この日、たまたま近くにいた通行人が力なく倒れている犬を発見。「車に轢かれたのか」と考え、あわてて近くの動物病院に連れて行った。

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■重傷負った犬は安楽死

犬を診た獣医師は、内出血、脳損傷、脊椎外傷、骨盤外傷など重傷を負っていることを確認。マイクロチップの情報をチェックして飼い主に連絡したところ、すぐに若い女(26)とその恋人(23)が動物病院にやって来た。

このとき獣医師より高額な治療費が必要だと聞かされた女は、あっさり安楽死させることを決心。直後にFacebookを更新して経緯を説明し、「こんな罪悪感を抱えたまま生きるなんて無理」「ただ私は良いことをしてあげたのよ、だって私はあの子を痛めつけて虐待するばかりだったから」などと書き込んだ。

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■女に下された実刑判決

当局によると、女はその後に投稿を削除。ほどなくして逮捕された女は投稿について聞かれ「アカウントを乗っ取られた」などと釈明したというが、事実かどうかは分かっていない。

ただ監視カメラの映像もあったことから、裁判所は「故意にペットの犬を投げ捨てた」と判断。女に懲役12ヶ月の実刑判決を下し、「今後10年は動物を飼ってはならない」と言い渡した。

女の恋人には罰金2,500豪ドル(約24万2,000円)の支払いを命じ、3年間は動物を飼育することを禁じている。

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■「同じ目に遭え」という声も

女の行動について報じられてからというもの、ネット上には「悲しすぎる」「犬がかわいそうで涙が出た」というコメントが多数書き込まれている。

また判決を甘いと考えた人も多いようで、「この女も、自分が心から信用する相手に駐車場の上から投げ捨てられたらいい」「こういう人間は危険。(親になったら)子供にも虐待を加えかねない」「まるでモンスター。刑が甘すぎる」といった意見もある。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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