王貞治会長への批判は「寂しい」 田尾安志氏が持論、山川穂高の行動に苦言

山川穂高選手獲得についての発言が一部で批判されている福岡ソフトバンクホークス・王貞治会長。田尾安志氏は「1球団の利益だけを考えている人ではない」と指摘する。

■「そんな小さいことで…」

その後も王会長の人柄などを語った田尾氏は「王さんが厳しいコメントをされているのを聞くと、僕としては寂しくなってしまう。ソフトバンクが強くなるためにほしかったんだろうと書かれているのもありましたけど、そんな小さいことだけでは動かない人だと思う」と指摘する。

そして「山川選手がソフトバンク入団のときには自分の口でいろいろ考えを伝えておりましたけれども、もう1回西武球団に対して 一言でも言っていれば、もう少し皆さんにも理解してもらえたのかなというふうに感じてるところですね 」とコメントしていた。

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■獲得が賛否両論に

山川選手は昨年、シーズン中に強制性交などの容疑で警視庁により東京地検へ書類送検され、9月に嫌疑不十分で不起訴処分に。

西武球団から無期限の出場停止処分を受けていた同選手は11月にFA権を行使。球団公式サイトに「FA宣言をして他球団の話を聞くことで自分自身を戒めることになる」という趣旨のコメントを発表したものの、「西武・山川」として公の場で事件について説明することはなかった。

それだけにソフトバンクが山川選手を獲得したことについてはライオンズはもちろんホークスファンからも批判的な声が。一方で王会長のように「チャンスを与えてほしい」という意見もあり、賛否両論となっている。

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■田尾氏が王会長への批判に反論