飲食店の看板マスコットに性的いたずらした男が逮捕 酒に酔い「記憶にございません」
追い出されたレストランに向かって、ナゲットを投げつけた男。反省するどころか、店の「看板マスコット」にまで危害を加えた。
アメリカで、レストランにあるマナティ像に性的いたずらをした男が逮捕された。『NBC Miami News』『New York Post』などが伝えている。
■レストランを追い出された男
8日午後7時頃、フロリダ州を訪れていた旅行客の男(23)が、あるレストランを訪れた。男はそこでお酒を飲み、かなり酔っぱらった模様だ。会計を済ませた時に何らかのトラブルがあったようで、店員と口論になって店を追い出されている。
すると男はポケットからワニ肉のナゲットを取り出して、レストランに向かって投げつけた。困った店員が男をレストランの中に入れて、ナゲットを投げるのを止めるよう頼んだという。
■マナティ像に性的いたずら
丁寧な対応をした店員の努力も虚しく、男は聞き入れる様子はなかった。それどころか好戦的な態度で言い返したため、店員らと再び口論に発展した。
ヒートアップした男は、レストランの入り口付近に立っている等身大のマナティ像に駆け寄り、「性的いたずら」をしたという。具体的な内容は伏せられているが、目撃した客のなかにはショックを受ける者や、苦笑いする者までいたという。
■フロリダ州の人気者マナティ
被害に遭った等身大のマナティ像は、地元で看板マスコット的な存在で知られている。普段は同店のタコスを宣伝するTシャツを着用して、日々客を迎えているのだ。
なお、マナティはフロリダ州を代表する動物だ。水中で暮らす巨大哺乳類ながら、その愛嬌のある顔とかわいらしいしぐさから、癒やし系動物として国内外で高い人気を誇る。
■治安を乱した行為で男が逮捕
この騒動によってすぐに警察が呼ばれるも、捜査員が到着したときには男の姿はなく、滞在中のホテルへ逃げ帰ったところだった。
男はそのロビーでも騒いだようで、ホテルからも警察に通報があった。やはりすぐに捜査員が駆けつけ、今度こそ男は逮捕された。
捜査員によると、男は明らかに酒に酔った状態で、話を聞いても「覚えていない」の一点張りだったが、男のポケットからは「ワニ肉ナゲット」が見つかった。
その後、男は治安紊乱の罪で起訴され、逮捕から5時間後には釈放されたという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)