震災に乗じて出現する極悪人… 漫画での注意喚起に「勉強になりました」の声
漫画家・やしろあずき氏が、ネット上に現れる「お金をプレゼントするアカウント」について注意喚起。真っ当なアカウントの見分け方も伝えられた。
漫画家のやしろあずき氏が3日、自身の公式X(旧・ツイッター)を更新。非常時に現れる“極悪人”について漫画で解説した。
■やしろ氏が注意喚起
今月1日に起きた能登半島地震で多くの人が苦しまされている中、やしろ氏は「震災に乗じてこういうことやってる極悪人もいるので気をつけようね」とつづり、「金を配ってるアカウント、大半詐欺」と題した漫画をアップした。
冒頭に「フォローとRTで100万円プレゼント!! 的なことばっかしてる最近急増してるアカウント その辺に詳しいウェブライターさんに聞いてみた」と切り出され、登場したライターは「ああいうのはほぼ詐欺に決まってるじゃん。もらえるわけないよ」と話す。
■プレゼントアカウントの目的
やしろ氏が「ですよね…口座画像もいくらでも加工できるし…」と納得しつつ、「でもそんな嘘をついて最終的に何が目的なんです?」と問いかけると、「アカウントを売るのよ」と返される。
ライターいわく、「何万人もフォロワーがいるアカウントを欲しがる怪しい業者はたくさんいるわけよ」とのことで、「なのでお金をばらまくとか嘘をついてある程度フォロワー集まったらアカウントごと転売が基本!!」と、横行しているという手口が明かされた。
さらに「そういうアカウントを見てると一定期間で大体謎の情報商材を販売するアカウントに変化してるよ」と言われ、やしろ氏は「IDも全部変わってたら前のアカウントかどうかも分からんし…たち悪っ!」と驚愕した。
■真っ当なものは「本人がちゃんと有名」
ライターは「しかもそういうアカウントを元々フォローしてるのって『そういうのを怪しいと思わない人たち』だから凄い都合がよい」と続ける。お金をプレゼントするアカウントをフォローする人たちは不審に思わない傾向があると語った。
これにやしろ氏は「ああ…つまり業者にとって『騙されやすい人リスト』が簡単にできちゃうってことか」と捉え、ライターは「そう、まあ勿論本当に抽選してるアカウントもあるけど、そういうアカウントは大体『本人がちゃんと有名』だよ。素性も知らない謎のアカウントを信じちゃダメってことさ」と注意を呼びかけた。
また、やしろ氏は別のポストで「ちなみに金ではなくNintendo SwitchとかPS5とかでやってるアカウントもあります。判断基準は『ちゃんと身元がわかってる人、お店のアカウントかどうか』です。しっかり確認しよう」と補足している。
■「勉強になりました」「なるほど」
やしろ氏の漫画を見たユーザーからは、「アカウント転売が最終ゴールとは。勉強になりました」「なるほど。そういうことか」といったコメントが上がった。
そのほかにも「割と永久保存版な話題」と反応するユーザーも見られる。