爆売れ中の『サントリー 生ビール』が人気の理由 広報が語る意外な戦略とは…
かなり売れているという『サントリー 生ビール』を試してみたら。飲みやすさと美味しさが両立されていて新感覚だった。
スッキリ爽快な呑口が最高で、日々の疲れを癒やしてくれるビール。記者は好みのメーカーや商品があるのだが、試しに普段飲んでいるものと異なる商品を試したら新たな発見があったので紹介したい。
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■話題の『サントリー 生ビール』
年末年始が近づき、なにかと浮かれ気分になる最近。たまにはいつもと違うビールを購入しようと調べていたところ、なにやら『サントリー 生ビール』が販売計画を修正するほど爆売れ中…といった情報を見かけた。
シンプルかつレトロな雰囲気が溢れる独特なデザインの同商品、店頭で見かけた事はあれど購入したことはなかったため、今回始めて試してみることに。
■実際に飲んでみた
この商品のコンセプトは「すべての人の一日の終わりをねぎらい、生きる力を後押しする、“これからの時代のビール”」。近年の顧客にニーズに合わせて、グッとくる飲みごたえとかつてない飲みやすさを両立しているのだとか。
実際に飲んでみると、まず想像以上に飲みやすくて驚かされる。クリアですっきりとした呑口でありつつも、しっかりと苦味やコク、キレがあり飲みごたえも感じられる。初めて飲んだが、確かに美味いぞ! いい意味で“角が取れている感”がありスルスルと飲むことができるため、ビール好きから普段ビールを飲まない人まで楽しめそうだ。
■広報が語る人気の秘密
売れている理由を探るべく、サントリーの広報担当に同商品について話を聞いてみることに。
実際にどれほど売れているのか尋ねると、「発売から6カ月で当初計画の300万ケース(大瓶換算)を突破し、販売計画を300万ケースから1.3倍の400万ケースに上方修正を行った。なお、これは当社ビール(缶)では過去20年で最速となっている」と凄まじい人気だという。
素材や製法へのこだわりは当然のこと、じつはパッケージにも隠れたポイントがあるそう。「ビール製品のセオリーである左右対称なデザインからあえて逸脱し、社名の『SUNTORY』を左右非対称に大きく配し、ビール樽をイメージしたシンプルデザインとなっている」と目に留まるデザインを追求したのだとか。実際に記者も存在自体は知っていたため、まんまとその戦略にハマったというわけだ。
いずれにせよ、飲めばこの商品の魅力がわかるはず。『サントリー 生ビール』で年末年始の食卓を盛り上げるのも良さそうだ。
■執筆者プロフィール
木根大心:『Sirabee』編集部記者。
インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているがあまり年々丸くなっているのが悩み。
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(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心)