松井秀喜氏、高校時代の“5打席連続敬遠”を回想 「相手チームへ怒りは…」
松井秀喜氏が掛布雅之氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演。高校時代の「5打席連続敬遠」時の心境を語った。
元読売ジャイアンツの松井秀喜氏が元阪神タイガース・掛布雅之氏のYouTubeチャンネルに出演。星稜高校時代に受けた「5打席連続敬遠」を振り返った。
■「5打席連続敬遠」を振り返る
松井氏の星稜高校に入学した経緯と高校野球を振り返った今回の動画。掛布氏の「3年生になったときは、高校最後の1年になってくるわけじゃないですか」と指摘する。
そして「甲子園の優勝。高校野球に忘れものをしたくない。これは優勝ですよね、それで(甲子園に)出ていく。さあ、あの敬遠ですよ。あのときはどんな気持ちだったの?」と1992年の8月16日に行われた明徳義塾対星稜戦で、松井氏が相手投手から5打席連続敬遠をされたことに言及した。
■掛布氏が印象に残るシーンは…
掛布氏に松井氏は「敬遠に対する感情はそこまでではないですよ」とコメント。掛布氏の「子供のころのような感情むき出しの松井さんじゃもうなくなっていた?」という質問にも「そのころはもう感情をコントロールできるようになっていたと思いますよ。勝てればいいやと思っていた」と話す。
コメントに掛布氏は当時を振り返り「僕ね、すごくテレビで印象的なシーンというのは、松井さんはパっと見て、バットを静かに置いてファーストに走って行った。 あれがすごく印象に残っていて。なんでこんな冷静に、あの夏の甲子園で5つのフォアボールを冷静に受け止めて対応できるんだろうとびっくりしたの」と声をかけた。
■「勝てればいいと思っていた」
松井氏は「ありがとうございます。もちろん打ちたかったですけど、勝てればいいと。それだけです。勝てば次の試合があったわけですから」とコメント。
また、掛布氏の「勝負を避けるってことはもう白旗を上げているようなもんじゃないですか、ピッチャーからすると。ピッチャーに対して変な行為をしたら失礼だという気持ちはありましたか?」という質問には「それはありました。そんなことをしたら批判されるのは目に見えていますから」と振り返った。