カビ掃除で“ゴシゴシこする”行為、絶対やっちゃいけなかった… その理由をNHK防災が解説
大掃除の際にチェックしておきたい「やってはいけない掃除」をNHK生活・防災が解説。カビ汚れはついついゴシゴシ洗いたくなるが、“NG”な理由とは。
NHK生活・防災が28日、公式X(旧・ツイッター)を更新。大掃除の際に注意したい「カビ掃除」のポイントについて解説している。
■大掃除の前にチェック
年末を迎え、大掃除の真っ最中という人も多いはず。掃除の中でも厄介なのが、お風呂場のゴムパッキンなどに生えてしまうしつこいカビ汚れだ。
そんな中、NHK生活・防災アカウントが「年末に大掃除をする人は要チェック」として、掃除の際に「“やってはいけない”掃除3選」を紹介。カビは取れにくいため、ついゴシゴシと力を入れてこすってしまいがちだが、「カビはゴシゴシするな!」と呼びかける。
■カビ汚れをこすってしまうと…
カビはキノコなどと同じ菌類で、菌糸と呼ばれる根のようなものを伸ばして成長していく。お風呂場のゴムパッキンは、本来であれば表面がツルツルしており、カビの胞子が付着しても根を張れないため、簡単に洗い流すことができる。
ところが、掃除の際にゴシゴシとこすることで傷がつき、その傷にカビが入り込んで深く根を張ってしまうため、落としにくくなる。
■正しい掃除方法は…
カビ掃除には、汚れにカビ取り剤を吹きかけて30分ほど放置すると、奥のカビまで成分が届きやすくなり、洗い流すか拭き取れば掃除できる。
ただ、カビは死んでも黒い色は残る場合があるため、色が気になる場合には漂白作用のあるカビ取り剤や、目地修正グッズ使用するとよい。また、カビ取り剤は必ず換気しながら使用するよう呼びかけている。
■お風呂場の鏡に水はNG
このほか、「油汚れは水拭きするな!」として、油汚れを水拭きしても水をはじいて汚れが取れないため、乾拭きすると効果的なことも説明。
さらに、お風呂場の鏡に水が付着したままにすると、水に含まれる「シリカ」と鏡の表面のガラスが一体化して水垢がなかなか取れなくなるため、鏡についた水は拭き取っておくことを勧めている。