旅行口コミサイトで最高に評価が高いホテルの料理長に聞いた「ステーキの焼き方」が本気で最高だった
旅行口コミサイトで高い評価を得ているホテルのシェフに「ステーキの焼き方」を聞いてみた結果…。
家庭で焼くステーキはさまざまなレシピがあれど、意外に「これだ!」と思えるレシピは多くない。
誰か家庭で焼くステーキを完璧な仕上がりにできる、素晴らしいレシピを教えてくれないだろうか…。
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■快く協力してくれたのが…
と思ってプロを探していたところ、快く協力してくれたのが、じゃらんなど旅行口コミサイトでもトップクラスの料理評価を得ている「箱根ホテル小涌園」で料理長を務める、昆野幸洋シェフ。
箱根ホテル小涌園の料理はビュッフェスタイルだが、記者は初めてステーキをいただいた時「ビュッフェの常識を超えた美味しさ」だとお世辞抜きで実感した。
それもそのはず、前身の箱根ホテル小涌園での「鉄板焼 詩仙」から「鉄板焼・しゃぶしゃぶ 迎賓館」など、代々鉄板焼きの技術が引き継がれていた味だったのである。そんな昆野シェフが教えてくれるステーキの焼き方なら、間違いなく美味しく仕上げられるだろう。
■まず大事な肉のチョイス
ステーキの焼き方でまず大事な肉のチョイスだが、昆野シェフいわく「赤身の多いロース系」がオススメ。
さらに焼く前に肉の総重量の0.8パーセント程度の塩をして、常温にすることが大事だそうだ。ちなみに、安価なステーキ肉として肩ロースが売られているが、硬い仕上がりになってしまう可能性があるため、サーロインやリブロースなどがもっとも良いとのこと。
■家庭でも非常に役立ちそうな豆知識
次に、使用するオイルだが箱根ホテル小涌園では、オリーブオイルにフレッシュなローズマリーを入れたローズマリーオイルを使って香りづけをしている。他のレシピでもローズマリーを焼くときに入れるものがあるが、スーパーで買うとけっこう高く使いきれないこともあるため、オイルに入れる方法は家庭でも非常に役立ちそうだ。
焼き方はくっつき防止の加工をしているフライパンを使用する場合、はじめに加工がはげないよう中火でしっかりと温めてから、オイルを少量入れる。
■黒胡椒は仕上げに
その後はあまり触ったりせず、表面にしっかり焼き目がつくまで置いてから裏返し、弱火にする。
あとは肉の表面から赤い肉汁が出てこなくなり、透明になったら焼きあがりの合図。そのあいだ脂が多く出てきたら、適宜キッチンペーパーなどでふき取ると良いとのこと。また、胡椒は焼きあがりに振ると焦げ付かずにもっとも良い香りを感じられるので、焼く前に振るのはNGだそうだ。
■焼いた後のポイント
最後に肉の中心までしっかりと温めるため、アルミホイルで少し包んでおく。ここで重要なのが、アルミホイルですき間なくきっちり包んでしまうと肉の温度が上がりすぎてしまうため、ある程度のすき間ができるぐらいで包むと良いらしい。
最後のポイントとしては、肉を押さえつけてのこぎりのようにカットすると肉汁が出てしまうため、切れ味の良い包丁でカットすること。
■いつものステーキの概念が変わる美味しさ
これさえおさえておけば、絶妙な加減で家庭でもステーキを焼くことができるそうだ。
味付けはステーキソースなどなんでも合うが、フランスのミックススパイス「クオーターエピス」と黒コショウ、塩をすべて同率で混ぜたスパイス。
これはいつものステーキの概念が変わる美味しさであった。
■自宅でやってみた結果
箱根ホテル小涌園のシェフに聞いたステーキの焼き方試したらめっちゃ最高の仕上がりになった。 pic.twitter.com/KJpvugU9ex
— 熊田熊男 (@yamasan15588510) December 20, 2023
ちなみに、この調理法で自宅でステーキを焼いたところ、一発で完璧な仕上がりになりさらに感動。「ご飯に合う最強のステーキソースの作り方」を聞かなかったことを後悔するほどだったので、次にお会いする機会があればそちらもぜひ聞いてみたいと思った。
この焼き方をマネして最高のステーキを食べるのも良いが、個人的にはまず箱根ホテル小涌園で絶品の鉄板焼きが入ったビュッフェを楽しんでこのレシピの信ぴょう性が高いことを感じてほしい。とにかく最高にオススメのレシピである。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)