「ろくろ」活用し描かれる斬新アートにネット驚愕 最後まで絶対観て欲しい…
ろくろとペンを使ったアートが凄すぎる。最後の1秒まで目が離せない…。
陶芸をしたことがある人なら、使う機会も多い「ろくろ」。名作映画『ゴースト』登場シーンでおなじみのクルクル回る道具だが、今ネットではろくろを使った斬新すぎるアート作品が話題を呼んでいる。
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■アニメーションみたいで凄い!
「今日のろくろ遊び」とコメントを添え、1分間ほどのろくろ動画を投稿したのはX(旧・Twitter)ユーザー・木佐貫洋平 プロカリンバ奏者さん。
最初に現れるのはオレンジ色のペン。ろくろを回すことでオレンジ色の綺麗なぐるぐる模様が生まれ、次に青色のペンで円に線を描いていく。次にホワイトボードの消しペンで真ん中と外の周りを消していき、また青色のペンで真ん中に円と点々で歯車のような模様を描いた。
完成した状態でろくろを回すと、なんとその模様が、ダンスを踊るアニメーションのように動く、動く、動くぅぅ! すげぇ…と思ったのもつかの間。木佐貫さんはろくろを回しながら消しペンで模様を消していき、最後には真っ白の土台だけが残った。
始まりから終わりまで、まるで一つの不思議なアニメーションを観せられているかのような感動と、充実感が残るのだった。
今日のろくろ遊び。 pic.twitter.com/XUNwKqpu4a
— 木佐貫洋平 プロカリンバ奏者 (@LimbaTrip) December 13, 2023
■「見ちゃうぅう」と反響
木佐貫さんが連日アップしていく斬新なろくろ遊びは、ネットで大きな反響を呼んでおり、ファンからは「すごい…」「お見事!」「ようわからんけどずっと見ていられる」「見ちゃうぅう そしてお目めぐるぐるぅ…」と感動の声が上がっている。
記者は、投稿者・木佐貫さんを取材した!
■「架空書道」という遊びをきっかけに
木佐貫さんは普段はプロのカリンバ(板などに固定された複数の金属棒を指で弾いて鳴らすアフリカの民族楽器)奏者。ろくろ遊びは2021年12月から始めたそう。丸2年、ほぼ毎日動画を公開しているということで、およそ730本は作っているというから驚きの作品数だ。
始めたきっかけは、ただの線を古文書の文字っぽく描く「架空書道」という独自のアート作品を作ったこと。それをろくろで回しながら描いたら面白いのではと思い、ろくろを購入したという。結果的にうまくいかなかったので、別な活用法はないか考えた末、ろくろアートを編み出したそうだ。
きっかけとなった「架空書道」も面白そう…。
久しぶりの架空書道。
これ全て、文字っぽく見えるただの線です。#架空書道 pic.twitter.com/b6BOA79izY— 木佐貫洋平 プロカリンバ奏者 (@LimbaTrip) July 7, 2023
■自分の予想のつかない効果の連続
今回の作品のアイデアはどのようなきっかけで思いついたのか。
「最初に録画をまわした状態で即興的に仮作品をつくってみて、その中から効果的な動きをピックアップして組み合わせ、1分以内の作品に仕上げます。今回のような足が動くような効果も、その中で発見しました」(木佐貫さん)。
ろくろ遊びの面白さやこだわりとは?
「回るものにペンを置くという経験がそれまでなかったので、自分の予想のつかない効果の連続で、それが自分にとってとても刺激的でした。まだ発見できていないことがたくさんあるかもしれないのでこれからも続けていきたいです」(木佐貫さん)。
「こだわりに関してですが、自分では『ろくろ遊び』と呼んでいるように、あくまでもこれは自分の『遊び』の活動であるので、自分の興味の向く方向へ進んでいけたら良いと思っています」(木佐貫さん)。
遊びを極めることで、ここまで楽しい作品が生まれるのはとても素敵なことだ。これからも、斬新なアート作品を生んでくれそう…!
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(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)