埼玉・川口市のゴミ捨て場、酷すぎる光景に目を疑う 「不法投棄禁止」真横にあるのは…
埼玉県・川口市アパート横のゴミ捨て場。日本語とクルド語で書かれた看板をものともしない光景が、波紋を呼んでいる。
■東川口のアパートへ向かうと…
川口市内。クルド人アパート。冷蔵庫不法投棄。禁止看板の隣で。この標識の隣に堂々と出す。強制送還と帰国者も多く、捨てて帰るようです。コミュニティ内部が協力的でないので、相互にものを譲らないらしい pic.twitter.com/z21zyoR1nx
— 石井孝明(Ishii Takaaki) (@ishiitakaaki) November 26, 2023
ポスト投稿の翌日となる11月27日15時半ごろ、東川口の該当アパートを訪れたところ、写真にあった冷蔵庫の様子は確認できなかった。
良心の咎めた持ち主が回収したか、再利用を目的とした人物が持ち帰ったのか、はたまた市が「粗大ゴミ」として回収したのかは謎である。
周囲ではその他に投棄された粗大ゴミは確認できなかったが、アパートの屋外でアグレッシブに洗濯物を干す、ストロングスタイルが多数目に入った。
続いて、前出のポストを切っ掛けに川口市の現状が注目を集めている旨を説明し、こうしたゴミ問題の現状、並びに市としての対策に関する取材を川口市に打診したところ、残念ながら「回答しかねる」とのことであった。
とはいえ、市としても何か対策を講じている…と、信じたいものだ。
■川口市の主婦に話を聞くと…
では川口市に暮らす人々は、市内の治安やゴミ問題をどのように感じているのだろうか。続いては川口市在住のSirabee編集部員のツテで、現地で生活する(していた)複数名の主婦に話を聞いてみた。
すると「コンビニに集団で集まっていたりするため、夜のコンビニがとても怖いです」「外国人のお子さんの動きが全く読めず、車に轢かれそうになっていました。子供だけで深夜に徘徊しているのも見かけました」という体験談が登場。
また、ゴミ問題に関しても「とにかくスケジュール通りに出してもらえませんね。そのため次の集荷までゴミが出しっ放しとなり、カラスやネズミに荒らされてしまいます。こちらはちゃんと守っているのに…」「私が住んでいた頃は、回収されない粗大ゴミを多く見かけました。恐らく、今でも見られるのではないでしょうか」といったリアルな声をキャッチできたのだ。
川口市は確かに外国人の多いエリアだが、ここで気をつけたいのは「日本人は綺麗好きだから、誰もがゴミ出しのルールを守る」といった先入観にとらわれないこと。
海外のスタジアムで日本人サポーターが自らゴミ拾いを行なう姿を受けて「これこそ日本の美徳」と感動した人は多いことと思うが、言うまでもなく「全ての日本人に当てはまる行動」ではない。「日本人だから」と盲信するのは、一種の落とし穴である。
集団生活のルールに関しては、個々人が自覚と規律を持って遵守することを心がけてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)