継母の息子のため腎臓ドナーになるべき? 「家族なんだから」と言われた男性が絶句
継母から「家族なんだから、上質な腎臓を提供してちょうだい」と言われ、驚いた男性。「あなたが提供すれば?」という提案は受け入れられなかった。
継母から「あなたの家系は長生きだもん」「臓器も健康なんだから、ドナーになってよ」と言われた男性。だが提供相手である息子とは親しくもないため、ひどく困惑した。
■「腎臓をあげて」と言う継母
海外で暮らす男性(29)と継母(55)の関係は、これまでずっと微妙だった。争うことはないが、仲が良いわけでもない。継母には昔のパートナーに育てさせている息子Aさん(15)もいるが、そちらは男性にとっては他人同然だ。
そんなある日のこと、男性は継母に「Aに腎臓を提供してくれない?」と打診されて戸惑った。Aさんには先天性疾患があり、近いうちに腎臓移植が必要だという。
男性は、Aさんが何年も体調不良に苦しんできたことは継母から聞いて知っていたが、ドナーになるよう求められるとは想像もしていなかった。
■継母は提供を拒否
継母から「家族なんだもの、喜んでドナーになってくれてもいいと思うの」と言われた男性は、「親しくもないのに…」と口走ったが、継母はそれを無視。「そっちは腎臓病とは無縁だし、長寿の家系なんでしょう」「腎臓の質もさぞ良いんじゃないの?」などと言い始めた。
男性は「Aくんの親であるあなたが提供してはどうか」と聞いてみたが、継母はそれにも聞く耳を持たない。それどころか、「あなたは不可知論者でしょう。でも私は宗教上の理由があるから、ドナーになる気はないの」と言うのだ。
困った男性がネット掲示板『Reddit』に、「首を縦に振らない僕が悪いのでしょうか」と書き込んだ。
■「狂ってる」という声も
投稿を読んだユーザーらは、男性は悪くないと判断。「息子を心配する気持ちは理解できるけれど、あまりにも厚かましい」「説明なんか不要、ただ『NO』と言ってしまえばいい」といった意見を書き込んでいる。
また「医師に『強制された』と伝えたらいい。そうすれば不適合という結果にしてくれる」というアドバイスや、「息子の健康より宗教を優先するなんてマジでヤバいと思う」といったコメントも多数寄せられた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)