東尾修氏、西武・松井稼頭央監督を育てた練習方法を告白 「僕は当てるのは得意…」
東尾修氏が松井稼頭央現西武ライオンズ監督を育てた独自の練習を告白。来シーズンにエールも。
■教え子にエールも
話を聞いた堀口は「避ける練習までするんですね」と驚くと、「黄金時代にデットボールで有名な金森栄治さんがいましたけど、金森さんは逆に言うと当たる練習をしているのではないかと思う」と回想する。
現役時代金森氏と西武で一緒にプレーした東尾氏は「あれは当たりにいっていたね」と笑う。堀口が「金森さんは当たって塁に出ると選手寿命が1日伸びる。当たって嬉しかったと語っていた」と明かすと、「金森はよく自分のことをよく知っている」とコメント。
そして東尾氏は「松井と豊田(ピッチングコーチ)もしかめっつらは少ないシーズンになってほしいですね。豊田がしかめっつらでマウンドに向かっていくのをみるのは、かわいそうになってくる」と古巣と教え子にエールを送っていた。
■監督としての能力も評価される東尾氏
現役時代251勝の東尾氏は1995年から7年間西武の監督を務め、2回リーグ優勝。日本一になることはできなかったが、在任時はすべてAクラスだった。
黄金時代の主力が高齢化し過渡期だったチームのなかで松井監督や豊田清投手コーチ、西口文也二軍監督、森慎二氏、松坂大輔氏ら若手選手を積極的に起用し一流選手に育て、世代交代を成功させた手腕も評価されている。