東尾修氏、西武・松井稼頭央監督を育てた練習方法を告白 「僕は当てるのは得意…」
東尾修氏が松井稼頭央現西武ライオンズ監督を育てた独自の練習を告白。来シーズンにエールも。
元西武ライオンズの東尾修氏が、プロ野球名球会のYouTubeチャンネルに出演。松井稼頭央現監督を育てた練習法を語った。
■松井監督をスイッチにした理由は…
西武ライオンズの黄金時代についてトークをしたあと、ライオンズファン歴41年というあさりどの堀口文宏が「東尾監督のときにも素晴らしい選手がたくさんいましたけど、代表選手は松井稼頭央さん」と指摘し、「どうやってあそこまで育てたんですか?」と質問する。
東尾氏は「育てるというか、身体能力というか、身長はそんなに大きくないけどパワーがあるし、1番の魅力は脚の速さ。脚の速さが、スイッチヒッターにしようかと思った理由」と語った。
■「ちょっと心配だった」
さらに東尾氏は「僕はちょっと心配だったんですよ。土井正博さんというバッティングコーチがいらしたときに、左も良いんじゃないかと、脚の速さもあるしと言われて。僕はピッチャーですから、バッティングコーチの人に聞いて、やってもらった。松井稼頭央にとってもそれが良かったと思う」と振り返る。
そして「左をするにあたって、稼頭央と話してちゃんと納得させてやらせて。あれほど左でもホームランを打てるようになるとは。まさかと思いましたね」と話した。
■独自の練習法も告白
松井氏に東尾氏は「わざとぶつける練習をしたんですよ。スイッチヒッターにしようとしたとき、右投げ左打ちになるとショートだから、(右肘にデットボールが当たると)スローイングに(影響が出る)。デットボールが当たったときに上手い逃げ方を(教えた)」と明かす。
続けて「上手く衝突しないように、引けるようにして。ハワイで僕がずっと投げて。当てるのは得意ですから、かなり投げましたよ。(うまく避けることができないと)ショートで出場できなかったら、アウトですからね」と東尾氏は語った。