心の中ではイラッと… 約9割が「納得できないこと」にしている大人の対処
人との付き合いは楽しいこともある反面、ときには面倒な場合も…。
日常生活を送る上で、ときには納得ができないことが起こる場合もあるだろう。それに対してきちんと反論できればいいが、多くの人は仕方なく受け入れてしまっているようだ。
■約9割「納得できないことを…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「気持ちの整理」に関する意識調査を実施したところ、全体で92.1%の人が「心では納得できないことを仕方なく受け入れた経験がある」と回答した。
■女性に多い傾向
性年代別では、すべての年代で女性の割合が高くなっているのが特徴といえるだろう。女性のほうが、心で思った不満を吐き出せずにいる人が多いのかもしれない。
しかし男性もすべての年代で8割を超えていることから、男女ともに複雑な気持ちを抱いた経験をしている人がたくさんいるともいえるだろう。
■反論は難しいために
職場でストレスをためがちな20代女性は、「会社で仕事をしていれば、上司や取引先から納得がいかないようなことを言われる機会が多くあります。そんなときにはもちろん、心の中でイライラとしてはいます。しかし立場上、反論は難しいので…。仕方なく笑顔で受け入れていますが、ストレスはたまりますね」と話す。
きちんと反論できる後輩もいるが、「たとえ上司でも納得のいかないことには反論する後輩がいて、はっきりと思ったことを言えるところはうらやましいと思います。ただ反論したところでどうにもならないので、『毎回、疲れないのかな?』と私には思えてしまって…」と複雑な気持ちを漏らした。
■上からいろいろ言われるので…
部下に無理な指示を出すこともある40代男性は、「できることなら、あまり無理な指示とかを出したくはないんです。部下から嫌われるのは、つらいことですからね。ただ自分も上からあれこれと言われて、仕方ないこともあって…。『申し訳ない』との気持ちを持ちながら、指示をしているんです」と本音を語る。
さらに続けて、「自分は上司にも部下にも気を遣って、難しい立場に置かれていると思いますよ。自分が若い頃に苦手に思っていた上司も、きっと上からいろんな圧をかけられていたのかもしれません。同じ立場になって、ようやく大変さに気づきましたよ」とも話していた。
・合わせて読みたい→そんなつもりでは… 約3割が「自分より下の立場の人」にやってしまったこと
(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女1,000名