自宅で暇な時に見るならテレビかYouTubeか? 5割に迫った意外な答えは…
年末年始はテレビの特番も多いが、家で暇な時間に見るのはテレビ? それともYouTube?
かつては「お茶の間の真ん中」に、その後は「1人1台」とも言われてきたテレビ。とくにNHKや地上波キー局が制作する番組は、企画力や影響力など他メディアを寄せ付けない状況がずっと続いてきた。
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■ネットのアクセスもスマホ経由
しかし昨今は、YouTubeなど動画サイトが全盛の時代。しかも、インターネットへのアクセスは画面が大きなパソコンよりも、スマートフォンからのほうが圧倒的に多い。
画面の大きなテレビにとっても、手のひらにあるスマホがライバルになりつつある。今の時代、暇な時間に見るとしたら、テレビとYouTube、どちらを選ぶ人が多いのだろうか。
■7割が「YouTube」
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「自宅で暇な時に見るもの」について調査したところ、「圧倒的にテレビ」と答えた人は13.5%。「ややテレビ」が17.3%で、テレビ派は約3割にとどまった。
「ややYouTube」が23.4%。最も多かった答えは「圧倒的にYouTube」で45.8%を占めている。今や7割が、家にいて暇な時にはテレビよりもYouTubeを選ぶというのは、なかなか衝撃的だ。
■60代でもテレビは少数派
今回の調査は、世代差も大きい。10〜20代で、自宅で暇な時にテレビを選ぶ人は2割以下。「圧倒的にYouTube」も54.4%を占めている。この世代は自宅にテレビを持っていない人も多いはずだ。
60代ではようやくテレビ派が5割に近づくが、それでも最も多いのは「圧倒的にYouTube」との回答で37.9%。テレビの支持層は、これよりさらに上の世代になっているのかもしれない。
今年大ヒットしたドラマ『VIVANT』(TBS系)や侍ジャパンが世界を制した野球・WBCのように、テレビメディアの影響力はいまだ強いが、時代の変化は確実に進んでいるようだ。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)