結婚式で新郎が新婦ら4名を殺害し自殺 「妻に気があるのか」と嫉妬し逆上か
新婦がゲストらと楽しく過ごす姿に、新郎が嫉妬し激高。新婦ら数名を殺害し、自らも命を絶った。
さまざまな事情があり劣等感を抱いていたとみられる新郎が、結婚式の当日に凶行に及んだ。嫉妬に狂い新婦らを射殺し自殺するまでの経緯を、『People』『Thaiger』『CBS News』など海外メディアが伝えている。
■「人が撃たれた」と通報
タイ・ナコーンラーチャシーマー県の警察に、1本の通報があった。「結婚式が執り行われた民家で人が撃たれた」という情報を得た警察は、ただちに出動した。
事件が発生したという家に入った警察は、砕け散ったグラスや瓶、破損した椅子やテーブルを確認。4名の遺体と負傷者2名を発見した。
死亡したのは、その日結婚したばかりだった新郎(29)、新婦(44)、新婦の妹(38)、新婦の母親(62)であると判明。怪我をしていた2名は病院に搬送されたが、うち50歳の男性は病院に到着する前に息を引き取った。
■新郎が新婦らに激怒
事件発生にショックを受けたという目撃者らによると、結婚式は午前にスタート。そのまま夜まで祝宴が続き、新婦の家族もゲストらと楽しく酒を飲んでいたのだという。
美しくフレンドリーな新婦もゲストらに声をかけ一緒に酒を飲んだが、その様子を見ていた新郎はいら立ち我慢できなくなった。
障害があり妻より若いこともあって劣等感を抱いていた新郎は、「こいつらは、妻が好きなんだ」と考え、酔いもあってゲストらと妻に激怒。いきなり暴れて会場をめちゃくちゃにした後で外に停めてある車に戻り、隠していた銃を持って新婦らのいる場所に戻った。
■事故で脚を失った過去
新郎は新婦、新婦の母親と妹を次々と射殺し、男性ゲスト2名に発砲。その後に自分の頭を撃って、その場で死亡した。
アメリカとタイのメディアによると新郎は元軍人で、勤務中に列車の事故に遭い片脚を失ったのだという。その後はパラリンピック選手となり、競泳などの選手として活躍していた。
また「銃のコレクターだった」「射撃の選手だった」と報道するメディアもあるが、真相は分かっていない。
■主な相談窓口
・いのちの電話
ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)
フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)
・日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)